キヤノンITSの「ライトニングFAX」新バージョンが登場
キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、2026年1月5日より、FAXサーバシステム「ライトニングFAX」の新たなバージョンを提供開始すると発表しました。この新バージョンでは、FAX送信に加え、メールの自動送信機能が追加され、お客様の業務効率化をより一層サポートします。
バージョンアップの背景
現在、契約書や注文書の送付には原本の必要性が求められるため、FAXは依然として企業間のやり取りにおいて重要な手段となっています。しかし、テレワークの普及に伴う働き方の多様化により、FAXの送受信のためにオフィスへ出社する負担が大きな課題として浮上しています。また、異なる取引先や文書の種類によってFAXと電子データが混在し、業務の複雑性が増しています。このような問題を解決するために、キヤノンITSは「ライトニングFAX」システムに新機能を追加することにしました。
新機能の概要
新バージョンの「ライトニングFAX」では、以下の主な機能を実装しています。
- - 自動メール送信機能: API機能を拡張し、従来のFAX送信に加えて、メールでの受信を希望する取引先への文書送信にも対応可能となりました。この新機能によって、業務をそれまで以上に効率的に行うことができます。
- - PDFテキスト抽出機能: 帳票内にあるFAX番号を自動で読み取る機能が搭載されました。これにより、従来のようにAPIコマンドファイルを作成する手間が省かれ、FAX業務の自動化が容易になります。
業務効率化の展望
キヤノンITSは、これらの新機能を通じて、法人向けにFAX業務の効率化を追求します。多様化する取引ニーズに柔軟に応える「ライトニングFAX」は、今後も新たなサービスや機能を通じて、ユーザーの業務を支えていくとしています。
価格と提供開始日
新バージョン「ライトニングFAX Ver6.03」の価格は170,000円(税別)からで、提供開始は2026年1月5日となります。また、自動メール送信機能拡張は350,000円(税別)で提供され、こちらも同日にスタートする予定です。具体的な価格は、利用規模に応じて異なり、個別見積もりにて対応されます。
最後に
「ライトニングFAX」は、社内ネットワークにFAXを統合し、業務システムと融合したFAXソリューションです。販売管理システムや帳票システムと連携可能で、発注書の自動送信や受信FAXの文書管理システムへの連携などが実現できます。
今後も、このような機能を活用し、企業の業務が一層効率化されることが期待されます。
詳しい情報は、
キヤノンITS公式サイトをご覧ください。