翠山大学の新しい挑戦
2023年6月20日(金)、新たな社会人大学院の開設に向けた構想発表イベント「私たちはシナリオを書き換えられるのか?~あらたな社会人大学院の開学に向けて」が開催されます。本イベントは、翠山大学設立準備会が主催し、新しい学びの形を模索するための重要な第一歩となるでしょう。
翠山大学設立構想の概要
この新しい大学は、「集中・一元」から「分散・多元」へと学びのスタイルを進化させることを目指しています。日本の社会は、画一的な学び方や働き方が続いており、効率重視の社会においては「生き方」が二の次になっている現状があります。そこで翠山大学は、リベラルアーツと専門実践を融合したカリキュラムを提供し、「自由民」としての生き方を追求する場として機能します。
大学院では、リベラルアーツ研究科を新設し、さまざまな社会問題を俯瞰する視点を持つことを目的としています。また、地域や自然、人とのつながりを強化するため、オンライン学習に加えて「ライフシェア」という新しい学び方を導入する予定です。これにより、多様な価値観を育成する環境を整えていきます。
イベント詳細
イベントでは、内田樹氏、広井良典氏、前野隆司氏、堀田新五郎氏の4名の講演者が登壇します。テーマとして「私たちはシナリオを書き換えられるのか?」という問いが掲げられ、現代社会の問題に対する洞察や、新たな教育の可能性について議論が行われます。
社会の加速と変化が進む中、地域や個々の生き方を見直す必要性が叫ばれています。「成長」や「豊かさ」という既存のシナリオを乗り越え、個々の幸せを追求する力が今求められているのです。参加者は、現地(定員60名)またはオンラインの両方から自由に参加可能で、幅広い意見が交わされることが期待されています。
現地の会場は大阪・梅田蔦屋書店シェアラウンジSKYエリアです。参加は無料で、事前に申し込みが必要です。定員は先着順となっているため、早めの申し込みをお勧めします。
また、オンライン参加の場合は、事前に送付される視聴用URLからアクセス可能で、アーカイブ動画配信も予定されています。
登壇者のプロフィール
フランス現代思想を研究し、社会問題について独自の視点を持つ著述家です。多数の著作を持ち、教育や文化に関する深い洞察があります。
公共政策や科学哲学の専門家として、社会保障やコミュニティについても多くの著書を執筆しています。
- - 前野隆司氏(武蔵野大学ウェルビーイング学部学部長)
幸福学やイノベーション教育の専門家で、様々なメディアで幸福に関する研究を展開しています。
- - 堀田新五郎(一般社団法人翠山大学設立準備会代表理事)
政治思想史の研究者として、大学設立に向けたユニークなアプローチを提供しています。
このイベントは、新しい学びの仕組みを作ろうとする挑戦の一環であり、今後の教育と社会のあり方を考える貴重な機会です。興味を持たれた方は、ぜひ参加をご検討ください。