新しい旅の贅沢、Entô
2020-12-15 10:00:05

島根県隠岐町の新たな魅力を発信するジオパークの拠点、Entôの誕生

新たな贅沢を提案する「Entô」



2021年夏、島根県の隠岐諸島に新しい観光施設「Entô(エントウ)」がオープンしました。このジオパークとホテルが融合した施設は、「ないものはない」という考え方を掲げ、地域の自然と文化が融合した新たな贅沢を提供することを目的としています。海士町は、観光の核心として宿泊施設の充実を目指しており、この新しい施設はその一環として位置づけられています。

観光と挑戦の新たな形



新型コロナウイルスの影響を受けた観光業ですが、海士町では観光に新たな挑戦を続けています。地域振興を目的とした「ホテル魅力化プロジェクト」を立ち上げ、長年使用されていた宿泊施設を解体し、新しい施設に生まれ変わらせる試みは、地域にとって重要な意味を持っています。海士町は、この新しい取り組みを通じて、観光客と島民の交流を深める場所として「Entô」を活用していきます。

ユネスコ世界ジオパークとの連携



隠岐諸島はユネスコの世界ジオパークに認定されており、その独自の地形や生態系は、多くの観光客を惹きつけています。「Entô」は、このジオパークをより深く体験するための拠点として機能します。地域の大自然を最大限に生かし、旅行者に新たな発見を提供することが目標です。ジオパークのテーマに則り、地域の歴史や文化、自然環境に触れる機会を設けることが、訪れる人たちにとっての魅力となります。

デザインと建設に込められた思い



「Entô」を設計したのは、MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOで、自然との融合をテーマにした建築レイアウトが特徴です。CLT工法による木造建築は、温かみのある空間を提供し、目の前に広がる壮大な自然と一体化することを意図しています。また、客室やラウンジ、テラス、レストランなど様々な施設が備わり、観光客が自由に島を探索できる基点となります。

地元の未来を見据えた取り組み



海士町の町長、大江和彦氏は、「この新たな施設は海士の次の100年を見据えた取り組みの一部であり、地域振興から世界平和の礎を築くリーダーとしての役割を果たすことが期待されています」と語ります。また、運営を担当する株式会社海士の青山敦士代表は、「観光という概念を再考し、未来への希望を掲げる場所としての使命を担っていきたい」と述べています。

まとめ



「Entô」は、観光の楽しさや新しさを提供するだけでなく、地域の持続可能な発展にも寄与することを目指しています。隠岐諸島の美しい自然と人々の生活を大切にしながら、新しい旅のスタイルを提案する「Entô」にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
株式会社 海士
住所
島根県隠岐郡海士町大字福井1375-1
電話番号
08514-2-1000

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