岡山大学の出前授業
2025-08-03 17:18:32

岡山大学が関西高校生と共にセンサーごみ箱製作の授業を開催

岡山大学が8月3日に行った出前授業に参加したのは、関西高等学校の普通科1年アドバンスコースに所属する40名の高校生たちです。このプログラムは、文部科学省が主導する「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」の一環として実施され、教育支援団体「MOSAdemy」の大学生メンバーによって運営されました。授業では、参加者がセンサーによって自動で開閉する“スマートごみ箱”の製作に挑戦しました。

授業の流れ


授業は、まず生徒たちがフローチャートを使い、動作の仕組みを考えることから始まりました。これにより、論理的な思考を培うための練習を重ねた後、カード型プログラミングを用いて、実際の動作をプログラムとして組み立てていきます。プログラム作成が終わった後は、ブレッドボードを使用して回路を構築し、はんだ付けを行いながら電子部品を組み立てます。最後にはセンサーの感度や反応を調整し、完成度の高い作品に仕上げていく過程を経ました。

ものづくりの楽しさ


この授業を通じて参加した生徒たちは、「考える」「作る」「動かす」という一連のプロセスに身を置くことができ、ものづくりの奥深さとテクノロジーの楽しさを実感しました。最終日には成果発表を行い、各班が制作した製品や学んだことを発表しました。生徒たちの中には「最初は難しいと感じたが、実際に動いたときの達成感は格別だった」といった感想を持った人もおり、プログラミングやものづくりに対する興味が深まった様子でした。

教育支援の重要性


指導者の一人である清水さんは、「高校生の吸収力や独自の発想に驚かされました。私たち大学生にとっても非常に刺激的な経験となりました」と振り返ります。岡山大学は、今後も地域の高校との連携を強化し、実践的な教育支援を継続的に行っていくとしています。新たな人材育成に貢献するこのような取り組みは、次世代の能力を引き出す重要な活動となります。

この出前授業は、ただ技術や知識を教えるだけではなく、生徒たちに自発的に考える力や創造する力を養う場となりました。地域中核の研究大学として、岡山大学が今後も展開していく活動に注目が集まることでしょう。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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