人的資本経営で企業の変革を促進するLTSの新サービス提供開始

人的資本経営の重要性とLTSの新しい取り組み

近年、「人的資本」が企業経営の中で非常に大きな基盤として注目されています。しかし、日本企業においては、エンゲージメントを持っている社員の割合が低く、改善が求められています。これを踏まえて、株式会社エル・ティー・エス（以下LTS）は、2023年8月から新たに人的資本に基づく支援サービスを始めました。このサービスを通じて、企業の変革力を高め、持続的な価値創出を実現することを目指しています。

日本企業のエンゲージメント問題

世界中で注目を集める人的資本経営ですが、日本ではまだその導入が十分とは言えません。米ギャラップ社の調査によると、日本の職場における従業員のエンゲージメントは最低水準にあり、改善が求められています。この低水準は、急激に変化する事業環境において企業が持続的に価値を創出することを妨げています。

バランスの取れた戦略を持たなければ、企業は変化に柔軟に対応できず、競争力を失ってしまいます。そのため、人的資本経営を積極的に取り入れ、企業の競争優位を確立することが不可欠です。

LTSが提供する新サービス

LTSが新たに提供する支援サービスでは、「人的資本の可能性と企業の変革力を最大化」をテーマに、以下のようなポイントにフォーカスしています。

- 価値創出プロセスの明確化：企業が求める価値を定義し、それを実現するためのプロセスを整備する。
- キャリアパスの導入：人材の強みを活かすキャリアパスを明確化し、個々の成長を促す。
- 現場主導のマネジメント：上意下達ではなく、現場が自律的に動いて経営をサポートする体制を構築。

この新しいアプローチにより、各企業が健康的に変革し、持続可能な経営を実現できる素地が整います。

変革を実現するためのLTSのアプローチ

LTSでは、これまで多くの企業とともにエンゲージメント向上や人材マネジメントの再構築を進めてきた実績があります。この経験をもとに、各企業の特性やニーズに応じた課題解決に向けたアプローチを実施。特に「Think big, start small」の考え方を取り入れ、小さなステップから着実に変革を進めることを重視しています。

これにより、企業内での価値創出の場を明確にし、各人材の可能性を最大限に引き出す環境を作り上げます。

人的資本を社会資本として捉える

LTSでは、人的資本を単なる企業の資産ではなく、社会としての価値を持つ「社会資本」としてとらえています。この視点に立つことで、企業は自身の存在意義を再確認し、社会全体に対して貢献できる企業へと成長していくことが期待されます。

LTS責任者の言葉

LTSの執行役員である島野陽介氏は、「人財の可能性を最大化し続けることで、企業が持続的に変革を果たし、新しい価値を生み出す基盤を築いていく。そして、このプロセスを通じて新たなリーダーを育てることで、企業全体が成長していく」と強調します。このような循環サイクルを実現することで、企業とその人材はともに成長し、価値を生み出し続けるのです。

LTSが展開する人的資本戦略は、単に企業の内的な資源を強化するだけでなく、持続的な社会の発展にも寄与することを目指しています。今後の展開に要注目です。