次世代のビジネスを探るコンテストが日本で開催
2025年3月8日(土)、東京都で「ブロックチェーン・ビジネスプランコンテスト」が盛大に行われました。このイベントは、
Casley Deep Innovations株式会社(以下、C-DI)が主催し、ブロックチェーン技術を活用した新しいビジネスアイデアを探索し、次世代の起業家を育成することを目指しています。東京都渋谷区の恵比寿ガーデンプレイスタワーが開催地となり、多くの参加者の情熱が集まりました。
コンテストの目的と特徴
本コンテストは、ブロックチェーンが持つ無限の可能性を引き出し、革新的なビジネスモデルを日本から発信することを狙いとしています。参加者は学生や社会人、スタートアップ企業のメンバー、研究者、さらには東京大学でブロックチェーンの公開講座を履修した人々など、幅広いバックグラウンドを持つ方々です。コンテストへの参加資格は、Web3.0やブロックチェーンに関連するビジネスアイデアを持ち、将来的な事業化を志向していることです。
このコンテスト最大の特色は、約6か月の準備期間にわたり、新規事業立案講座を実施したことです。この講座では、13回に及ぶ講義を通じて事業戦略の立案から事業計画書の策定に至るまで、実践的なスキルを学ぶ機会が提供されました。募集するアイデアは二つの部門に分かれており、
A部門では新たなビジネスアイデアを、
B部門では事業化を目指すプランを募集しました。
審査と受賞結果
最終的には、厳選な書類審査で選ばれた12のプランが発表の舞台に立ち、各参加者は10分間の持ち時間で自らのアイデアをアピールしました。この熱いコンペティションの結果、以下のような受賞が決定しました。
A ビジネスアイデア部門
- - 最優秀賞:「ACP Lifescape ー 自分らしい未来を描くシミュレーション」
B 事業化部門
- - 最優秀賞:「GitSBT」
- - 優秀賞:「瞳孔の動きで世界を救う!HUMANITY VISION」
- - 特別賞:
- 「分散型他者評価・規範形成システム」
- 「HiveFi」
審査員にはWeb3の領域に精通した専門家たちが参加し、観覧者も投票に参加するインタラクティブな形式で、熱心な審査が行われました。さらに、多くの観客が一体となって評価を行ったため、非常に高いレベルのビジネスプランが揃ったといえるでしょう。
代表者の感想
C-DIの代表取締役、砂川和雅氏は、参加者全員の熱意と努力に感銘を受けたと述べ、今後もこのようなイベントを通じて起業家の支援やWeb3業界の発展に寄与する意志を強調しました。特に若い世代が多く参加したことに喜びを見せ、彼らのアイデアのポテンシャルに希望を持っていると語っています。
次年度のコンテストも今から期待されており、さらなる規模拡大と新たな才能の発見が予定されています。C-DIは、経済的な利益と社会的な価値が共存するようなビジネス環境をつくり出していくため、CSV(Creating Shared Value)の戦略を実践していくことに取り組んでいくとしました。
C-DIについて
Casley Deep Innovationsは、東京都渋谷区に本社を構え、ディープテック領域を中心にしたシステム開発やプロダクト開発事業を展開しています。2024年3月期の売上高は約13.5億円に上り、先端技術領域における研究やコンサルティングを行っているなど、多岐にわたる事業を手掛けています。
公式ウェブサイト:
Casley Deep Innovations