株式会社朝日工業社(本社:東京都港区、代表取締役社長:髙須 康有)が、2025年7月1日付で全社平均で5%以上の賃上げを行うことを公表しました。この決定は、昨今の物価上昇に対応し、同社が重視する人材の定着や確保を促進することを目的としています。
新卒初任給の引き上げに関して、同社は一律に10,000円の増額を実施します。具体的には、2026年度の新卒初任給が以下の通り改定されます。
- - 大学院卒: 現行288,000円 → 改定後298,000円
- - 大学卒: 現行280,000円 → 改定後290,000円
- - 高専卒: 現行266,000円 → 改定後276,000円
この改定は、2025年4月1日入社の新卒者にも適用されるため、より多くの若手社員に恩恵が及ぶことが期待されています。さらに、全社員に対する給与のベースアップとして、一律で10,000円増額することに加え、管理職への手当も見直しを行い、全社員の平均で12,000円のベースアップとなる見込みです。
この施策は、2025年4月に発表された長期ビジョン「ASAHI-VISION 2050」にも関連しており、「社員が“ワクワク”して活躍できるためのアクション」を掲げた理念の一環でもあります。同社は、ワクワクする未来を創造する企業集団を目指し、今後も人材への投資を続けていく方針です。
株式会社朝日工業社は1925年の設立以来、「空気・水・熱の科学に基づく高度な技術によって最適空間を創造する」を企業理念に掲げ、設備工事や機器の製造販売事業を展開しています。特に、工場や研究所、データセンターなどの空調・衛生設備の設計や施工に加え、半導体や液晶装置向けの精密環境制御機器の開発も手がけています。これにより、快適な環境や最適な空間を提供することに努めています。
朝日工業社は、人材を最も大切な資産と位置づけ、今回の賃上げを通じて社員のモチベーション向上や定着を図るだけでなく、さらなる技術革新やサービスの向上を目指していくことでしょう。これからの展開にも注目です。