Dwilarが世界的なアクセラレーションプログラムでファイナリストに選出!
国際与信判定AIを専門に展開する株式会社Dwilarが、2024年10月から参加した「Berkeley SkyDeck」プログラムにおいて、厳選された14社のファイナリストに名を連ねることが決まりました。このプログラムは、スタートアップ企業がグローバルに成長するための重要なステップとなっており、Dwilarの技術が世界中の投資家に評価されている証と言えるでしょう。
1. 事業概要とその背景
Dwilarは、主に不動産取引の分野でFintech事業を展開し、独自に開発したAIを活用して国際取引における与信判定を行うことに特化しています。特に、高額な資産を持つ海外富裕層をターゲットにした日本不動産への投資及びローンの提供を行っています。
近年、新興経済国の増加やグローバル化の進展に伴い、国際不動産取引市場はじわじわと拡大し、現在その規模は約45兆円に達しています。さらに、移民人口は2030年までに3億人を超えると予測されており、国際投資家の70%以上が現地での与信記録を持たないとのデータもあります。このような背景を受け、Dwilarは日本の不動産市場に着目し、円滑な不動産取引を可能にするためのAI技術を開発しています。
2. 日本不動産市場の魅力
日本は、不動産市場規模が世界第2位を誇り、金利が世界で最も低い国の一つとして投資先としての魅力があります。しかし、外国人による不動産保有比率が非常に少ないため、多くの可能性が残されています。特に東京都内のクロスボーダー取引の比率は全体の約10%にとどまっており、ニューヨークやパリ、ロンドンと比べて大きなグローバル化の余地が存在します。Dwilarは、この市場のギャップを埋める役割を担い、より多くの国際投資家に日本不動産市場へのアクセスを提供します。
3. Berkeley SkyDeckについて
「Berkeley SkyDeck」は、米国カリフォルニア大学バークレー校が主催するスタートアップアクセラレーションプログラムで、多くの著名な起業家を輩出しています。このプログラムは、大学の持つ優秀なリソースやネットワークを活用してスタートアップ企業を支援するもので、世界的な注目を集めています。2024年には、United States University Rankingで卒業生によるVC調達のスタートアップ数で世界第1位を達成しました。
4. Pitch Showcaseとジェトロの支援プログラム
Dwilarが参加するプログラムの集大成となる「Pitch Showcase」では、国内外から集まった多くの投資家に対してプレゼンテーションを行い、選出されることで認知度が向上します。また、ジェトロによる「スタートアップシティ・アクセラレーションプログラム」も同社の成長の一助となっています。これにより、海外のトップアクセラレーターとの連携を通じて、世界規模での事業展開が期待されています。
5. これからの展望
Dwilarは、先進のAI技術を基盤に、日本の不動産市場における国際投資家の会計やローン取得をサポートし、今後も多くの新しい機会を創出していく予定です。今後の活動に期待が寄せられています。ウェブサイトや公式情報を通じて、さらなる進展を見守っていきたいと思います。