Oishii Farm、未来の農業へ
2021-03-12 10:00:06
Oishii Farm、世界最大のいちご植物工場をNYで建設へ!約55億円を調達し未来の農業を切り拓く
Oishii Farm、未来の農業を切り拓く
大きな期待が寄せられているニューヨークのスタートアップ、Oishii Farmが約55億円を資金調達し、世界最大のいちご植物工場の建設を始めました。これは日本の伝統的な農業技術を基盤にした新たな農業モデルを追求するものであり、植物工場による持続可能な農業の未来を描いています。
Oishii Farmの成り立ちと代表の思い
Oishii Farmは、日本人CEOの古賀大貴氏が2016年に設立した会社です。彼は東京で生まれ育ち、欧米での生活を経て、慶應義塾大学を卒業後にコンサルタントとして活躍しましたが、MBA取得中にOishii Farmを創業。これにより、同大学の最大のアクセラレーターで優勝するなど、いち早く注目を集めました。Oishii Farmの主力商品は、日本品種の高級いちごです。
今までは受粉の需要がある作物の植物工場栽培は難しいとされてきましたが、Oishii Farmは独自の技術によって、安定した量産が可能なモデルを確立。日本のお家芸ともいえる高品質な果物を、植物工場の「箱」に詰め込み、世界に送り出すことを目指しています。
技術の革新と持続可能性
Oishii Farmでは、気象管理システムを駆使して、温度や湿度、二酸化炭素の濃度などの環境を完全に制御しています。これにより、通常の農業では何十年もかかる実験や試行錯誤を、たった1年で実現。資金調達によってこの先は工業化や自動化を進めることが可能になり、より効率的かつエコな農業へと移行します。加えて、NY以外の都市や国へも展開を計画しています。
絶賛される「Omakase Berry」
Oishii Farmが栽培する「Omakase Berry」は、マンハッタンに多くのミシュランレストランから求められています。このいちごは、最適な環境で育てられた最高品質のものばかりが詰め合わされています。現在は限られた数量しか販売していませんが、今後は高級スーパーへの展開も目指しています。
農業界に革命をもたらすOishii Farm
現在、農業界は大きな転換期を迎えています。世界の人口が増え続け、自然災害によって農地が減少している中、Oishii Farmは革新的なアプローチで農業のパラダイムシフトを起こそうとしています。Teslaが自動車業界を変革したように、Oishii Farmもまた持続可能な農業の未来を切り開く組織となることを目指しています。
「Oishii Farm」の未来への展望
Oishii Farmは、これからの農業に不可欠なリソースが不足する時代を見越して、植物工場の可能性を広げ、世界中に農業の新たなスタンダードを提案します。今後の展開には、大きな期待がかかります。NY近郊には世界最大のいちご植物工場が建設中で、さらなる拡大に向けた人材採用も強化中です。
投資家の期待
Oishii Farmを支援する投資家たちも、農業の未来に期待を寄せています。スパークス・グループの阿部修平氏は、日本の最高峰の農作物を世界展開する可能性に注目し、DeNA共同創業者の川田尚吾氏は持続可能な農業の追及に期待を寄せています。
Oishii Farmの挑戦は始まったばかり。日本発の農業技術が、世界中に新たな可能性をもたらす日が待ち遠しいです。
会社情報
- 会社名
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Oishii Farm Corporation
- 住所
- 9 Basin Drive Kearny, New Jersey, United States
- 電話番号
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