新潟フードテックタウン構想がスタート、食産業を活性化するイベント初開催

新潟フードテックタウン構想の始動

新潟市は、食文化と食産業が共存する魅力的な都市として知られています。この地が、今後のトレンドとしての「フードテック」に特化した都市を目指すプロジェクト、「新潟フードテックタウン構想（仮称）」を始動しました。これにより、新潟が食領域のスタートアップ企業を育成し、全国はもちろん、世界的なフードテックタウンへと進化することを目指します。

この構想を進めるために、Oisix・ラ・大地株式会社とNSGホールディングスが連携し、2025年以降にコンソーシアムやベンチャーキャピタル（VC）の設立を目指しています。これにより、新潟地域内の教育機関や企業と共に、スタートアップエコシステムを構築し、起業の土壌を整えることを目指しています。

プレイボールイベントの開催

2024年12月3日には、その第一歩として「新潟フードテックタウンプレイボールイベント」が開催され、約200名が参加予定です。このイベントは、新潟の自治体や教育機関、企業が一体となって、フードテックに関する情報交換やネットワーキングを促進する場となります。また、このイベントを通じて、協力体制を構築し、地域のフードテック関連ビジネスの拡大を狙います。

新潟大学の伊藤龍史准教授は、「新潟でのアントレプレナーシップ育成を10年以上行ってきたが、今回の協力体制の構築により、より多くの成果を期待しています」とコメントしています。彼の言葉からは、フードテックが持つビジネスの可能性と、新潟の研究機関との連携による魅力が読み取れます。