ザイリンクス最新技術発表
2012-06-05 12:27:49
ザイリンクス、Embedded Technology West 2012で最新技術を披露!Zynq-7000やVivado Design Suiteが躍進
ザイリンクス、Embedded Technology West 2012で最新技術を披露
2012年6月14日~15日、インテックス大阪で開催された「Embedded Technology West 2012」において、ザイリンクス社は最新のプログラマブル技術を披露しました。
Zynq-7000 EPPとVivado Design Suiteを中心とした展示は来場者の注目を集め、同社の「All Programmable」という技術戦略が改めて注目される結果となりました。
28nmプロセスの革新性
ザイリンクスブースでは、28nmプロセス技術を採用したZynq-7000 エクステンシブル プロセッシング プラットフォーム(EPP)が大きな話題となりました。ARMデュアルコアCortex-A9プロセッシングシステムとプログラマブルロジックを統合したこのプラットフォームは、高い処理能力と柔軟性を両立。実アプリケーションを用いたデモを通して、その性能の高さが来場者に体感されました。
Vivado Design Suite:開発効率の大幅向上
2012年4月に発表されたばかりの新しいデザイン環境、Vivado Design Suiteも展示されました。この新しい開発環境は、デザイン生産性の向上に大きく貢献すると期待されています。ブースでは、Vivado Design Suiteを用いたデモを通して、その効率性を実演しました。
東京エレクトロンデバイスとの協業
ザイリンクスは、ザイリンクス アライアンス プログラムのプレミアメンバーである東京エレクトロンデバイス株式会社と共同で出展しました。両社の協業により生まれたソリューションも展示され、相乗効果による開発支援体制が示されました。
カンファレンスでの講演
「FPGAトラック」と題されたカンファレンスプログラムでは、東京エレクトロンデバイスのエンジニアがZynq-7000 EPPとVivado Design Suiteに関する講演を行いました。講演では、Zynq-7000 EPPのアーキテクチャやエコシステムによるメリット、そして次世代デバイス設計における開発環境と設計手法について解説されました。
All Programmable:未来への展望
ザイリンクスは、ハードウェアとソフトウェアのプログラマビリティ、デジタルとアナログミックスドシグナル機能の実装、そしてモノリシックおよびマルチダイ3D ICにおけるプログラマブルインターコネクトを実現する「All Programmable」テクノロジを推進しています。今回の展示会では、この技術戦略が、将来の組込みシステム開発において重要な役割を果たすことを示唆しました。
まとめ
ザイリンクスはEmbedded Technology West 2012において、Zynq-7000 EPP、Vivado Design Suite、そして東京エレクトロンデバイスとの協業を通して、最新のプログラマブル技術を積極的に発信しました。これらの技術は、今後様々な組込みシステムの開発において、重要な役割を果たしていくものと期待されます。 今後の動向に注目です。
会社情報
- 会社名
-
ザイリンクス株式会社
- 住所
- 東京都品川区大崎1-2-2アートヴィレッジ大崎セントラルタワー4階
- 電話番号
-
03-6744-7740