CDO調査から見るAI活用の未来
2026-03-27 11:41:24

日本のCDO調査:AI活用とデータ戦略の未来を探る

日本のCDO調査:AI活用とデータ戦略の未来を探る



日本IBMが発表した最新の調査、CDOスタディ2025の日本版は、企業がAIを活用して飛躍的な効果を生み出すための重要な洞察を提供しています。この調査は、企業の最高データ責任者(CDO)やデータ・分析のシニア・リーダー1,700名を対象に実施され、その結果、データ戦略とAIの導入がいかに企業の競争力を高めるかを示しています。

AIが導くデータ戦略の進化


調査の結果、CDOの約80%が自社のデータ戦略がテクノロジーやインフラ投資と統合されていると回答しました。この数値は2023年の52%から大きく増加しており、企業がAIの導入を進める中で、データ戦略の重要性が高まっていることを示しています。一方で、AIを活用して新たな収益源を得ている企業は、約30%に留まっているのが現状です。

企業がAIを真に活用するためには、データのアクセス性、完全性、整合性、正確性、一貫性が不可欠です。これらの要素が不足している限り、多くの企業はその潜在価値を十分に引き出せないと言えます。日本IBMのCDOであるエド・ラヴリー氏は、「成功は、適切なデータを整備することに直結する」と語り、データ・アーキテクチャがイノベーションを促進することの重要性を訴えています。

CDOの役割の変化


調査で明らかになったもう一つのポイントは、CDOの役割がデータの管理者からビジネス戦略家へと変化していることです。92%のCDOがビジネス成果に焦点を当てることが自身の成功に不可欠だと回答する一方で、実際には約3分の1のみが自社のデータをビジネス成果につなげられると認識しています。また、CDOはデータのガバナンスやセキュリティーよりも、自社のデータを活用して競争優位性を確立することを最優先課題としています。

このように、自社の固有データをいかに効果的に活用するかが競争を勝ち抜くための鍵となることが強調されています。およそ80%のCDOが企業固有のデータが競争優位性をもたらしていると述べ、実際にデータを活用したビジネス戦略の策定が重要であると認識しています。

AIへの高い期待と課題


AI活用に対する期待は依然として強く、約80%のCDOがAI施策を促進するための投資を優先事項としています。ただし、実際に非構造化データをビジネスに結びつけているのは約3割にとどまり、データ集約の方法も課題だと指摘されています。

さらに、CDOの大部分は従業員がデータを活用するためにタイムリーに情報を提供する必要性を訴えており、データ民主化を通じて組織のスピードを向上させようとしています。しかし実際には、人材不足や組織文化の醸成が進展を阻む要因となっています。

日本国内の特有な問題としては、部門間でのデータのサイロ化やKPIの不統一が挙げられます。これらの問題を克服するためには、再利用可能なデータ・プロダクトの整備や、部門間でデータを有効活用する基盤を整えることが求められます。

結論


CDOスタディ2025の結果は、日本企業がAIを活用し、データを駆使することで競争力を強化するための道筋をひとつ示しています。AI活用に向けた高い期待がある一方で、データの整備や人材の育成など、さまざまな課題が山積しています。これらを解決するための積極的な取り組みが、企業の将来にとって必要不可欠です。日本IBMの詳細なレポートは次のリンクから確認できます: IBM Institute for Business Value


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