公演会のご案内
令和7年2月22日(土曜日)に、高槻市名誉市民である高碕達之助氏の業績と、彼に影響を与えた江戸時代の思想家、石田梅岩をテーマにした記念講演会が開催されます。この講演会は、高碕達之助氏の生涯や思想を広く知ってもらうことを目的としています。
高碕達之助氏の業績
高碕達之助氏(明治18年2月7日生、昭和39年2月24日没)は、経済の発展に寄与した偉大な実業家であり、政治家でもありました。彼は大正6年に東洋製罐株式会社を創立し、満州重工業開発株式会社総裁や電源開発株式会社総裁を歴任しました。また、衆議院議員として様々な要職を務め、経済企画庁長官、通商産業大臣、科学技術庁長官など、多岐にわたる役職を歴任しました。特に、御母衣ダム建設の際には樹齢400年の桜を救うために奔走した「荘川桜」のエピソードが有名です。
石田梅岩と心学の教え
講演会では、高碕達之助氏に大きな影響を与えた思想家、石田梅岩にもスポットが当てられます。彼は江戸時代中期に「石田心学」を開いた人物であり、その教えは現代にも通じるものがあります。梅岩は「心を磨く材料であれば、どのような教えであろうとも偏見なく活用する」という思想を持ち、特に「一法を捨てず、一法に泥まず、天地に逆らわざるを要とす」という教えには深い感銘を受けることでしょう。
講演会の詳細
この講演会は、平成30年から毎年開催されており、今年で8回目を迎えます。今回は亀岡市から桂川孝裕市長、そして「心学明誠舎」の清水正博理事を講師として迎えます。講演の内容は、石田梅岩の思想がどのように高碕達之助氏に影響を与えたのかという視点から展開されます。高碕達之助に学ぶ会の会長である角芳春さんは、「高碕氏の顕彰を通じて、志とロマンを持つ市少年の育成に寄与できれば」と語っています。
参加方法
- - 日時: 令和7年2月22日(土曜日)14時から16時まで
- - 場所: 高槻市立生涯学習センター多目的ホール(高槻市桃園町2番1号 高槻市総合センター内)
JR高槻駅・阪急高槻市駅から徒歩約7分です。
- - 定員: 当日先着150名
- - 協力金: 1000円(当日会場入口にてお支払い)
この貴重な機会にぜひ参加し、高碕達之助氏と石田梅岩の思想に触れてみてはいかがでしょうか。