ドキュメンタリー銀賞
2025-05-21 15:47:22

福島中央テレビ制作ドキュメンタリーがワールドメディアフェスティバルで銀賞を受賞

福島の感動ドキュメンタリー『汐凪ちゃん』が銀賞受賞



福島中央テレビが制作したドキュメンタリー番組『汐凪ちゃん 東日本大震災 娘が遺してくれたもの』が、ドイツのベルリンで開催された「ワールドメディアフェスティバル2025」において、ドキュメンタリー部門の銀賞を受賞しました。この受賞は、福島中央テレビにとっても初の快挙です。作品は、震災の影響を受けた人々の実情を生き生きと描き出しており、その深い感情と人間の強さが評価されました。

ドキュメンタリーの背景



本作は、2011年に発生した東日本大震災により津波で家族を失った大熊町の木村紀夫さんを約10年にわたって取材したものです。木村さんは、父親、妻、そして二女の汐凪ちゃんを失いました。震災の後、父と妻の遺体は発見されたものの、長い間行方不明だった汐凪ちゃんの捜索は困難を極めました。

震災から5年以上が経過し、遺骨の一部が発見されたものの、その喜びは複雑なものでした。重い喪失感と後悔に苛まれながらも、木村さんは娘への想いを胸に、前へ進む決意を固めていきます。彼の姿勢は、観る者に強いメッセージを伝えます。

ワールドメディアフェスティバルとは



「ワールドメディアフェスティバル」は、2000年に設立された国際的なメディアコンテストです。情報、教育、エンターテイメントなど幅広いジャンルの作品が集まり、今年で26回目となります。今年は29カ国から764作品が応募され、その中からの受賞は大きな栄誉です。

番組詳細



番組は2024年1月29日(月)の24:54から25:54に放送され、ディレクターは渡辺早紀氏が務めています。プロデューサーは報道局の岳野高弘部長。ナレーションには福島中央テレビのアナウンサー、大橋聡子さんが参加しています。

再び家族の絆を感じる番組



『汐凪ちゃん』は家族の絆や、失ったものを取り戻すための闘いを描く感動の作品です。視聴者は、木村さんの歩みを通じて、愛と悲しみ、再生の力を感じ取ることができるでしょう。このドキュメンタリーが引き起こす感情の渦は、きっと心に深く刻まれるはずです。福島中央テレビの他の作品にも注目が集まる中、この受賞が新たなステージへの足掛かりとなることを期待せずにはいられません。


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会社情報

会社名
株式会社福島中央テレビ
住所
福島県郡山市池ノ台13-23
電話番号
024-923-3300

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