2024年度JCSI調査結果発表
2024年度の日本版顧客満足度調査、通称JCSIの第4回調査結果が12月18日、公益財団法人日本生産性本部のサービス産業生産性協議会より発表されました。今回の調査では、10業種にわたる顧客満足度が測定され、その中でエポスカードがクレジットカード業種で、カルディが各種専門店業種でそれぞれ顧客満足度第1位に選ばれました。
調査の目的と方法
今回の調査は、サービス産業の生産性を評価する鍵となる「顧客満足」を数値化し、企業や業種の成長を促すために実施されています。そのために「顧客満足」、「推奨意向(おすすめ度)」、「感動指標」の3つの主要指標を含む9つの指標が用いられました。
調査期間は2024年10月15日から11月5日までで、対象は家電量販店、生活用品店、衣料品店、各種専門店、鉄道、クレジットカード、電力会社、小売、映画館、ショッピングセンター、フリマアプリの合計90社にわたりました。今回の調査には、27,240人が参加し、選定企業では合計24,923人からの回答が得られました。
エポスカードとカルディの評価
エポスカードが選ばれた理由の一つには、利用者が直面する問題に対する迅速で的確な対応が挙げられます。また、競合の中で独自性を持ち、利用価値の高い特典やサービスを提供している点が評価されました。顧客満足度・推奨意向・感動指標の各項目で高得点を記録し、顧客の期待にしっかりと応えています。
一方のカルディも、ユニークな商品ラインナップと、買い物を楽しませる店舗環境が大きな要因となっています。多様な商品を取り揃え、「また来たい」と思わせる工夫を取り入れているため、顧客満足度の高さが裏付けされています。
まとめ
2024年度のJCSI調査の結果は、消費者がどのような基準でサービスを評価しているのかを明確にしています。顧客満足度を向上させるための重要な示唆が得られ、エポスカードやカルディのような企業が成功を収めるためのヒントが示されています。これからも顧客の期待に応え、さらなる成長を遂げる企業に注目が集まることでしょう。