AGRISTの脱炭素農業
2025-08-19 14:29:16

AGRISTがMicrosoft Azureを活用し脱炭素型スマート農業を推進

AGRISTが取り組む脱炭素型スマート農業



日本の農業において持続可能な発展が求められる中、AGRIST株式会社は、Microsoft Azureの技術を活用して「脱炭素型スマート農業」の実現に向けた新たなステージに突入しました。AGRISTは、AI搭載の自動収穫ロボットを用いて農業現場の効率化を図る企業であり、その本社は宮崎県新富町に位置しています。

持続可能な農業のビジョン



AGRISTが掲げる目標は「100年先も続く持続可能な農業」です。現在、農業分野では温室効果ガスの排出が大きな課題とされており、技術革新が求められています。AGRISTは、AIやロボティクスを駆使して、農業の現場での具体的な問題解決に挑んでおり、Microsoftの支援を受けて開発された農業AI「AGRIST Ai」を通じて、収量の向上と環境負荷の低減を目指しています。

Azureを活用したデータ分析



AGRISTはMicrosoft Azureの機能を利用したデータ解析や収量予測を通じて、持続可能な農業の進展を促す取り組みを続けています。特に、AzureポータルのCO₂最適化機能「Carbon optimization」を活用した結果、直近では月間の排出量が前月比で13.3%減少する成果を上げました。この可視化と最適化が、AGRISTの業務運営において如何に重要であるかを証明しています。

今後の展望



今後、AGRISTは以下の3つのアプローチを通じてさらなる脱炭素化を進めていく計画です。

1. 排出量の可視化と最適化
Azureの「Carbon optimization」を利用し、地域別やリソース別に排出量の可視化を行い、無駄を省いた運営を実施します。

2. AIとロボティクスの融合
AGRIST Aiによる施肥・灌水の最適化や、収穫タイミングのデータ連携を行い、効率的な運営を目指します。自動収穫ロボットの稼働も、データに基づいて最適化されるため、電力の無駄遣いが減ります。

3. PDCAサイクルに基づく改善
月別のデータ解析を通じて、削減アクションの効果を確認し、改善点を翌月に生かすループを持続的に行います。

農林水産省との連携



この取り組みは、農林水産省が推進する「みどりの食料システム戦略」とも整合しており、環境負荷の軽減と生産力向上の両立を実現するものとされています。AGRISTは、地域資源を活用したエネルギーや有機肥料との連携も視野に入れており、地産地消型の持続可能な農業を目指しています。

AGRISTの未来



AGRISTは、今後も「AGRIST Ai」の機能拡張を計画しており、多作物対応や営農管理との連携によって、更に持続可能な農業を実現しようとしています。また、パートナー農場や自治体、企業との共同実装を拡大することで、全国にその技術と理念を広げていく野心を持っています。

AGRISTの清水秀樹副社長は、「私たちの取り組みは、農業現場の収益性を向上させるだけでなく、脱炭素も実現する新たな当たり前を確立し、全国に広がることを目指しています」と述べています。AGRISTの進展は、日本の農業の未来を変容させる可能性を秘めています。持続可能な農業の推進は、単なるトレンドに留まらず、21世紀に求められる必然であるといえるでしょう。


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会社情報

会社名
AGRIST株式会社
住所
宮崎県児湯郡新富町富田東1丁目47番地1新富アグリバレー
電話番号

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