株式会社松村組が導入したクラウドストレージとサーチシステムの成功事例

進化する建設業界のIT管理

建設業界においても、デジタル化は欠かせない要素となっています。その一環として、株式会社松村組がクラウドストレージサービス「Box」およびエンタープライズサーチ「Neuron」を導入しました。これにより、従来のデータ管理方法から大きな変革を遂げました。

導入背景

松村組は、地域に貢献する建設会社として各地で多様なプロジェクトを展開しています。各事業所や工事事務所でのプロジェクトデータの管理は、これまでローカルNAS（ネットワーク接続ストレージ）によって行われていました。しかし、NASの環境はリアルタイムでの簡易な情報共有を阻む要因となっていました。物理的なデバイスであるNASは、データの消失リスクを伴い、業務の効率化には限界がありました。

クラウドに移行する理由

松村組は、「現場頼み」の情報共有から脱却するため、Boxを選びました。この移行により、全社でのデータの一元管理が実現し、迅速な情報共有が可能となります。また、Boxの標準機能のみでは大量のファイルの検索が難しいという課題も存在していました。そこで、Neuron ESを導入し、データ検索を大幅に効率化しました。

導入の効果

新たに整備された「探せる仕組み」によって、現場から本社まで、スムーズに情報が流れるようになりました。プロジェクトデータを一元管理することにより、情報の整理も進みました。さらに、Boxが持つデータ保護機能によって、物理障害によるデータ消失の不安も軽減されています。Neuronによる全文検索機能は、必要な情報を迅速に引き出せるようにし、業務の生産性を高める要因となりました。