サイバーインテリジェンスサービスの提供開始
近年、企業を狙ったサイバー攻撃が急増しています。技術や個人情報など高価値な資産を狙うこれらの攻撃は、企業にとって大きな脅威であり、その対策はますます重要となっています。従来の防御策だけでは新たな脅威に対処することが難しい中で、デロイトは24時間365日体制の「サイバーインテリジェンスサービス」を新たに開始しました。
サービス内容
デロイトサイバーインテリジェンスサービスは、専門的な情報収集と分析を通じて、企業がサイバー攻撃から守られるよう支援します。このサービスは2つの主要なメニューから構成されています。
1. スレットインテリジェンス・アナリティクス(TIA)
このサービスでは、クライアントのビジネス環境に最適なインテリジェンス情報が提供されます。主な特徴は次の通りです。
- - 業界固有の脅威情報を提供し、必要に応じた詳細な調査が可能です。
- - クライアントのSIEM製品に関連した情報を提供し、新たな脅威への検知精度を向上させます。
- - オプションでマルウェアの解析サービスも利用可能。
2. スレット・セキュリティモニタリング(TSM)
このサービスは、24時間体制でセキュリティ脅威を分析し、インシデント発生時の対応を支援します。特徴は以下のとおりです。
- - 特定の技術に依存せず、最適なセキュリティソリューションを活用します。
- - 経験豊富なアナリストが常時脅威の分析とアドバイスを行います。
- - クライアント専任のコーディネーターが定期報告やリスク対応を実施。
このスレット・セキュリティモニタリングは、「スタンダード」と「プレミアム」の2種類のメニューが提供されます。スタンダードは、既存のデバイスのログを分析し、外部の脅威を検知します。プレミアムは、クライアントのオンプレミス環境に特化した深い分析を行い、特定のリスクを発見します。
グローバルな連携
このサービスは、デロイトのサイバーインテリジェンスセンター(CIC)との連携を強化しています。CICは各地域の脅威情報を収集・分析し、必要なインテリジェンスを提供することで、クライアントのグローバルビジネスをサポートします。既にアメリカやカナダ、スペインなどに拠点があり、今後も20以上の都市でサービスが展開される予定です。
デロイトのサイバーインテリジェンスサービスは、企業が直面する複雑で多様なサイバーリスクに対する有効なソリューションとなるでしょう。この革新的な取り組みにより、企業は安心してビジネスを展開できる環境を手に入れることができます。