中高生が描くエンジニアの未来とは?社会貢献への熱い思いを調査
レバテック株式会社が運営する新卒向け就職支援エージェント「レバテックルーキー」は、中高生326名を対象に、エンジニアとしての職業に関するイメージ調査を行いました。その結果、若い世代が抱くエンジニア職への憧れや社会への貢献意識が浮き彫りになりました。
調査の概要
調査に参加した中高生の44%が「社会に必要とされる仕事」に憧れを持っていると回答しました。また、4割以上が「専門知識や技術を必要とする仕事」にも強い興味を示し、エンジニアリングの分野でのキャリアに期待を寄せています。しかし、エンジニアの具体的な仕事内容を理解している中高生はわずか4人に1人という結果が出ており、この職業についての知識が不足していることが明らかになりました。
エンジニア職に対する期待と現実
エンジニアとして働くことに憧れる中高生たちは、自分たちが作ったもので社会に貢献したいという強い意志を持っています。調査によると、エンジニアを志望する理由のトップには「自分が作ったもので社会に貢献したいから」という意見が挙げられ、続いて「世の中にないものを作り出したい」という夢も多くの支持を集めています。
一方で、エンジニアになることに対する不安や懸念も無視できません。約52%の中高生がプログラミングに対して「難しい」というイメージを持ち、3人に1人はエンジニアの仕事について具体的にイメージを持てていないと感じています。これは、プログラミングや情報技術についての教育が進む中でも、実際にどのように社会で役立っているのかを学ぶ機会が不足していることを示唆しています。
社会の期待と教育機関の役割
レバテックの調査結果からは、専門知識と技術を必要とする職業に対する期待と同時に、中高生たちがどれだけその職業についての理解を深めていないかも見えてきました。これからの社会において、IT人材の育成はますます重要な課題となっています。
教育機関としては、エンジニアリングやプログラミングを学ぶためだけでなく、社会の中でどのように活かされているかを伝え、理解を深めてもらう機会を増やす必要があります。エンジニアリングの職業を学ぶことで、さらに多くの若者がこの道に進むきっかけが得られるでしょう。
未来への展望
少子高齢化が進む日本において、IT人材の不足は深刻な問題です。エンジニアとしての職業に興味を持つ中高生がこれから増えることが課題解決の道につながります。企業と教育機関が協力し、プログラミング教育を体験的に推進することで、若い世代に技術職の楽しさや意義を伝えることが可能です。
レバテックでは、セミナーや職業体験の場を設け、中高生がエンジニア職の魅力を直接感じられるように取り組んでいます。この活動が「日本を、IT先進国に。」というビジョンの実現につながることを目指しています。
「エンジニアリング」の未来は、中高生たちの手の中にあります。彼らが持つ夢と希望を育てることで、社会の中でエンジニア職が必要とされる場面が増え、次世代を担う人材が成長することを期待しています。