タカミヤとベルグリーンワイズ
2025-07-02 11:44:18

タカミヤがベルグリーンワイズと鮮度保持技術で連携し新たな農業未来を探る

タカミヤとベルグリーンワイズの協業について



2025年7月から、株式会社タカミヤは株式会社ベルグリーンワイズとの協業を通じて、農産物の鮮度保持を実現する「モイスト・クールシステム」を導入することを発表しました。タカミヤが運営する総合農業パーク「TAKAMIYA AGRIBUSINESS PARK(TAP)」において、このシステムがどのように活用されるのか、その背景と目的について詳しく解説します。

TAPの設立と目的



タカミヤは、農業分野が直面する後継者不足や人材教育、技術導入の遅れといった課題に取り組むため、2024年4月に埼玉県羽生市に「TAP」を開設しました。TAPは、単なる栽培場所ではなく、新たな農業技術の開発、実証、課題解決型のソリューション展示、人材育成に特化した総合農業プラットフォームです。

最新のテクノロジーを駆使した実証研究やトレーニングファームを運営し、「農業版シリコンバレー」を目指しています。特に、気候変動の影響を受けた農作物の安定供給と高付加価値化を実現するための取り組みが進められています。

モイスト・クールシステムの特長



今回導入される「モイスト・クールシステム」は、青果物の鮮度保持に特化した冷蔵システムで、温度と湿度を独立して制御することが可能です。このシステムにより、温度は約0℃±0.5℃、湿度は95%±5%を維持し、農産物の質を保ちながら出荷時期を柔軟に調整できます。構造も独自で、空気が均一に循環しているため、冷却効率が高く、農産物の鮮度を保つことが期待されています。

協業の背景と展望



この協業は、気候変動による影響や人手不足といった社会課題に対して、農業界がどのように対応できるかに焦点を当てています。TAPでの実証実験を通じて、両社は鮮度保持と安定供給に向けたソリューションを提供し、さらには国内外での食糧問題解決にも貢献することを目指しています。

ベルグリーンワイズの小森弘道氏は、今回のパートナーシップを通じて「日本の農業界が直面する課題に対して、大きな一歩を踏み出せることを期待している」とコメント。タカミヤの岡本裕之氏も、今回のシステム導入が農業の未来に向けた重要なステップであると強調しています。

TAPの活動と展示会情報



9月までの展示会では、モイスト・クールシステムやその他の取り組みが紹介される予定です。特にAGTS農業展は、2025年7月9日から11日まで愛知県国際展示場で開催され、両社の取り組みを直接見る貴重な機会となります。

最後に



タカミヤとベルグリーンワイズの協業は、持続可能な農業の実現に向けた新たな試みとして、多くの注目を集めています。両社の取り組みが今後の農業界にどのような影響を与えるのか、期待が高まります。興味がある方はTAPの公式サイトや展示会で最新情報を確認してみてください。
公式サイト: TAKAMIYA AGRIBUSINESS PARK


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会社情報

会社名
株式会社タカミヤ
住所
大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 タワーB27階
電話番号

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