海のデザインスクールで新たなアプローチを学ぼう!
「海のデザインスクール2024〜身体とシステミックデザインで考える海と私たちの未来〜」が、千葉県のいすみ市で開催されます。このプログラムは、一般社団法人鎌倉さかなの協同販売所と特定非営利活動法人issue+designが共催するもので、海と私たちのつながりを深く考えるための、2泊3日のキャンプ形式の協働プログラムです。
デザインを通じて海の未来を考える
講師には、ウエカツ水産の代表である上田勝彦氏と、issue+designの筧裕介氏が参加。彼らはそれぞれの分野で培った知見を生かし、参加者に海洋課題を考える力を伝えます。プログラムは、事前講義やVTR学習を経て、実地での体験を通じて海との関係性を深める内容となっています。
特に注目すべきは、「システミックデザイン」を活用した課題整理のアプローチです。これは、個別の問題に焦点を当てるのではなく、関連する要素を包括的にとらえる方法論で、参加者は自身の身体感覚を通じて深く海の本質に迫ることが期待されます。
プログラムの全容は?
2泊3日のキャンプでは、初日に里山や川とのつながりを学び、干潟の役割を体感し、そして海の豊かさや厳しさに直面します。さらに、魚をおいしく食べるための技術を学ぶセッションや、地域の水産業が抱える課題についての討論も行われます。最終日には、未来へのデザインを考えるグループワークも予定されています。
このように、多彩なアクティビティを通じて、海と私たちの未来についての深い思索が促されます。また、参加費用も一般は50,000円ですが、学生は無料で参加できるため、より多くの若者たちが挑戦しやすい環境が整っています。
挑戦する価値を見出す
上田氏は元水産庁職員で、漁業の現場に長年携わってきた経験を持っています。一方の筧氏は、ソーシャルデザインの分野で数多くのプロジェクトを手がけてきた実績があります。この2人のリーダーシップのもと、プログラム参加者は、課題の本質を探求し、社会へ貢献するきっかけを得ることができるでしょう。
海洋生態系の変容は、気候変動や海洋汚染など、さまざまな要因に起因しています。これらの課題に向き合うため、身体性を重視したアプローチを通じて、人々が自然との関係を見直すことが重要です。このプログラムは、単なる学びにとどまらず、参加者自身が行動を起こす力を引き出すものになるでしょう。
参加申し込みについて
このプロジェクトは、高校生以上の年齢層を対象とし、応募は9月4日まで受け付けています。参加者は様々なバックグラウンドを持ち合わせた方々で、共同で問題に挑む機会を得ます。興味がある方は、ぜひ応募してみてください。
まとめ
海の変化を目の当たりにし、デザインという視点からその解決策を見いだすことを目的とした「海のデザインスクール」は、未来の課題解決への一歩となるイベントです。興味と意欲を持った皆様の参加が期待されます。未来の海を共に考える旅に出かけましょう!