アクサルタ、事業責任者交代
2013-08-29 10:00:15

アクサルタ、工業用塗料事業責任者にマイケル・キャッシュ氏就任で更なる飛躍へ

アクサルタ、工業用塗料事業責任者に新たなリーダー就任



塗料業界のリーディングカンパニーであるアクサルタが、工業用塗料事業の責任者にマイケル・キャッシュ氏を迎え入れることを発表しました。この発表は、同社の今後の成長戦略において重要な転換点を示唆しています。

アクサルタの会長兼CEOであるチャールズ・シェイバー氏は、キャッシュ氏の就任について、「粉体塗料と液体塗料の両分野における彼の豊富な経験は、アクサルタの顧客サービスを新たなレベルへと引き上げ、顧客ニーズに的確に応える革新的なソリューションを提供できると確信しています」とコメントを発表。さらに、主力ブランドであるImron、Aleta、Voltatexといった製品群の更なる市場拡大への期待を示しました。

キャッシュ氏の幅広い経験と今後の展望

キャッシュ氏は、アクゾノーベル・コーティングス・アンド・ケミカルズでアジア太平洋地域粉体塗料事業担当マネージングディレクターを務めた経験を持ちます。11カ国における粉体塗料事業を統括し、12カ所の製造施設を監督した実績は、彼の高いマネジメント能力とグローバルな視点の高さを示しています。

彼の新たな役割は、アクサルタの中核事業である「車両用塗料」「一般工業用塗料」「建築・装飾用塗料」の3分野を管掌することです。これらの分野には、アクサルタの液体塗料と粉体塗料の両方が使用されており、大型トラックから建築資材まで、幅広い顧客基盤への対応が求められます。

シェイバーCEOは、キャッシュ氏の就任が、既存顧客への更なるサービス向上だけでなく、新市場開拓にも繋がるとして期待を寄せています。特に、近年成長著しい電気自動車市場や再生可能エネルギー関連分野への進出にも貢献すると見られています。

日本市場における成長戦略

アクサルタは2009年から日本市場において工業用塗料事業を展開し、粉体塗料、特に車両用塗料や電気絶縁塗料、自動車部品用塗料に注力してきました。着実な成長を遂げてきた日本市場において、今回のキャッシュ氏の就任は、更なる事業拡大の大きな推進力となると期待されています。

アクサルタの主力ブランド

Imron®(イムロン®):輸送車両向けのポリウレタンエナメル塗料。高い耐久性と美しい仕上がりが特徴。
Alesta®(アレスタ®):多様な用途に対応可能な粉体塗料。環境への配慮も重視。
* Voltatex®(ボルタテックス®):電気関連機器向けの絶縁ワニス。速乾性と優れた絶縁性能を両立。

今後の展開

キャッシュ氏のリーダーシップの下、アクサルタは更なるイノベーションと顧客満足度の向上を目指し、グローバル市場における地位を強化していくと見られています。日本市場においても、積極的な事業展開と顧客サポート強化が期待されます。

会社情報

会社名
アクサルタ コーティング システムズ合同会社
住所
東京都港区虎ノ門1丁目2番8号虎ノ門琴平タワー4F
電話番号
03-6891-0230

トピックス(経済)

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