輪島市の子ども食堂が復興支援を受け、地域の絆を強化
2025年6月12日、輪島市にある「こども食堂 わ・もっそこどものレストラン」に、株式会社大和ネクスト銀行から寄付金が贈呈されました。この食堂は、令和6年の能登半島地震や奥能登豪雨から復興中の地域で活動しており、地域の子どもたちに無料で食事を提供しています。寄付金は「こども食堂(石川・北海道・神奈川)応援定期預金」で募られ、地域社会の支援に役立てられます。
輪島市は生活インフラが完全に復旧していない部分もある中、こども食堂は地域住民の居場所づくりに貢献しています。食事を通じて地域の人々や子どもたちが繋がり、心の架け橋を築いています。寄付贈呈式では、輪島市社会福祉協議会の久岡会長が、継続的な寄付のおかげで震災後の活動を続けられていることへの感謝の意を表明しました。彼はまた、震災後に初めて行われたこども食堂のイベントで、参加者が集まりお互いの無事を喜び合った感動的なエピソードも紹介しました。
「こども食堂わ・もっそこどものレストラン」は、地域の子どもたちが自ら料理を学び、食への関心を高められる環境を提供する場でもあります。さまざまなアクティビティを通じて、子どもたちの自信を育てるだけでなく、地域の大人たちも一緒に参加することで、親同士や学区を超えた子ども同士の新たな関係性が生まれています。特に、地元の食材を使った郷土料理の実習や、輪島で獲れた魚をさばく経験は、地域の文化を学ぶ機会にもなっています。
「わ・もっそ」という名前は、輪島の子どもたちが食を通じて地域の人々と繋がりを持つことを願って付けられています。また、「もっそ」は輪島の伝統料理「もっそう飯」に由来し、どの子どももお腹いっぱい食べられるようにとの願いも込められています。
今回の寄付は、今後も継続的に応援定期預金を通じた支援を行うための第一歩となります。大和ネクスト銀行は、寄付金の募集を継続し、地域の復興支援に力を入れていきます。地域住民が集い、共に食事を楽しむことで、輪島市の復興が進むことが期待されています。
社会福祉法人輪島市社会福祉協議会について
寄付先となった社団法人は、被災した地域の福祉活動を支援するとともに、地域の生活支援や交流の場を設け、地域社会の活性化に貢献しています。このような取り組みは、地域の絆を深めるだけでなく、社会全体への影響も大きいと言えるでしょう。
今後の支援にも期待
大和ネクスト銀行は、寄付金を通じて支援を続けるだけでなく、地域との深い関りを持ちながら、さらなる復興へと導くための活動を展開していく方針です。このような支援により、輪島市の復興の絆が一層強化されていくことが期待されています。