網代地区の再発見
2025-12-22 14:31:25

熱海市の網代地区を発信するトークセッションの開催

熱海市の網代地区を発信するトークセッションの開催



2025年11月13日、静岡県熱海市と株式会社JTBが共同で「意外と熱海 for Biz」という企業向けプロジェクトを展開しています。この取り組みの一環として、網代地区のローカルイノベーションをテーマにしたトークセッションが、東京都虎ノ門の「CIC Tokyo」で行われました。

網代地区の背景



熱海市の南東部に位置する網代は、干物の名産地である漁師町ですが、近年では海の資源だけでなく、他の地域資源にも注目が集まっています。人とのつながりを大切にする地域特有の文化や、新しいコミュニティが誕生していることが、参加者たちに語られました。

人の魅力


登壇者たちは、網代の素晴らしさの一端として人の魅力を挙げました。小さな町だからこそ、地元の人々がつながり合い、結束を高める力が生まれるとのこと。廃校を再利用した「AJIRO MUSUBI」も、その一例として注目されています。この場所は、地域の人々が集まり、交流するための中心地として機能しています。

不動産の新たな価値


また、不動産の魅力も語られました。熱海中心部と比較して、網代は空き家が多く、立地条件が良いため、認知度を向上させれば人を呼び込むことができると評価されています。都心へのアクセスも良好で、自然の資源である海山や温泉などの魅力が一段と輝いています。

ゼロイチが生まれる街


さらに、網代は「ゼロからイチを生む」ことができる場所であると強調されました。地域に事業を興そうとする人々や空き家の利用を希望する人々が増えてきているとのことです。

トークセッションの詳細



トークセッションは、熱海市の観光経済課の三ツ井氏とJTB静岡支店の吉田氏による挨拶を皮切りに始まりました。彼らは、官民連携の重要性を説き、交流人口や関係人口の増加を目指す取り組みをあらためて確認しました。特に網代地区に注目し、地域課題や資源を活用したイノベーションについて具体的な意見交換が行われました。

登壇者のプロフィール


1. 山﨑明洋氏(一般社団法人あじろ家守舎代表理事)
網代で生まれ育ち、大学卒業後は東京で就職した後、2021年にUターン。廃校をリノベーションした「AJIRO MUSUBI」を運営しながら、地域の魅力を高める活動を行っています。

2. 白木智洋氏(AJIRO LIFE株式会社代表取締役)
千葉県出身で、東京の不動産会社での経験を経て、地域経済を理解する「文脈不動産」を提唱しており、網代での事業に取り組んでいます。

3. 磯部洋樹氏(熱海経済新聞編集長)
地元に移住し、熱海の情報を発信する活動を行い、地域の現状を深く理解しています。

産業の可能性を議論



セッションでは、特に網代の漁業とその可能性が議題に上がりました。釣りスポットの開放と魚の販売が地域活性化に寄与するとの見解が示され、観光事業とも結びつくことで相乗効果が期待されています。実際、山﨑氏は地元漁業関係者との連携を強化し、釣り場解放や月次の市場を立ち上げることに成功しました。

まとめ



トークセッションは網代地区の新しい可能性を再発見する機会となりました。熱海市は今後も「意外と熱海 for Biz」を通じて、地域の資源を最大限に活かし、観光業だけでなく多様なビジネス環境を創出することを目指しています。次回のイベントは2024年1月を予定しているため、地域の未来に期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
『意外と熱海 for Biz』Service Desk
住所
静岡県静岡市葵区御幸町5-9静岡フコク生命ビル8F
電話番号

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