鎮魂花火「白菊」
2024-02-15 15:22:34

岩手県釜石市で3.11鎮魂花火「白菊」を打ち上げるプロジェクト

岩手県釜石市での鎮魂花火「白菊」プロジェクト



2024年3月11日、岩手県釜石市では鎮魂と復興をテーマにした花火が打ち上げられます。これは、3.11祈りと絆「白菊」実行委員会が主催する特別なイベントで、クラウドファンディングを通じて実現を目指しています。このプロジェクトは、東日本大震災の犠牲者を追悼し、地域の復興を願うためのものです。

クラウドファンディングで支援を募集中


実行委員会は、2020年から釜石市鵜住居町の海岸で毎年行われてきた「白菊」の花火を通じて、震災で失った大切な人への想いを表現しています。しかし、昨年の13回忌をもって、支援が減少する中で一度は活動を終える決断をしました。

ところが、2023年1月に能登半島地震が発生し、再び人々の心に危機感が広がりました。この出来事を受け、実行委員会は慰霊の意義を再確認し、3月11日という日に「白菊」を打ち上げることにしました。これによって、思いを同じくする時間を多くの人々と共有したいと考えています。

花火「白菊」の背景


「白菊」は、一色の花火で、長岡市の花火師、故・嘉瀬誠次さんが戦友を弔うために作り上げたものです。以来、長岡空襲の日や終戦記念日など、日本の歴史の中で特別な意味を持つ日には、毎年打ち上げられてきました。2020年からは息子の嘉瀬晃さんの努力によって、釜石市でも慰霊のために打ち上げが続けられています。

地元の歴史と防災の教訓


釜石市は、東日本大震災によって大きな影響を受けました。この地域の防災教育の成果として、鵜住居町の子どもたちが高台に避難した出来事は多くの人々に知られています。とはいえ、多くの命が失われた悲劇も伴っていました。そのため、震災を忘れず、教訓を次の世代に伝える努力が続けられています。現在も、「いのちをつなぐ未来館」などの施設を通じて、教育や啓発活動が行われています。

花火打ち上げへの思い


3月11日の花火打ち上げには、地元の子どもたちが犠牲者へのメッセージを込めた花火玉を作成します。また、参加者は花火を観ながら思いや願いを共有し、心を一つにする特別な時間を過ごします。

サポートの呼びかけ


現在、実行委員会は500万円の目標でクラウドファンディングを実施中です。支援コースは3,000円から用意されており、支援金は花火の打ち上げやリターン商品の購入費用に充てられます。支援の詳細は、CAMPFIRE for SocialGoodを通じて確認することができます。

このプロジェクトに参加することで、皆様も大切な人を想う時間に貢献できます。地元の魅力的な特産品と合わせて、能登町のサポートを通じて地域全体が温かくつながることを目指します。ぜひ、この意義ある活動へのご支援をお願い申し上げます。

お問い合わせ


本件に関するお問い合わせは、3.11祈りと絆「白菊」実行委員会まで、電話019-653-4118またはメール[email protected]までご連絡ください。

会社情報

会社名
3.11祈りと絆「白菊」実行委員会
住所
岩手県釜石市鵜住居町第20地割93‐18宝来館内
電話番号

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