大田市場から始まる新たな規格外青果物のECサイト「みためとあじはちがう店」

大田市場からの新しい挑戦

新たなECサイト「みためとあじはちがう店」

東京・大田区の株式会社サンオオタは、青果物のECサイト「みためとあじはちがう店」を2021年2月5日にオープンしました。このサイトは、東京促成青果株式会社グループの一員として、規格外の青果物を販売することで、食品ロスの削減に寄与しつつ、新たな市場を創出することを目的としています。特に近年、日本では612万トンもの食品ロスが発生しており、これに対処することは喫緊の課題となっています。

規格外商品の背景と意義

規格外商品とは、市場の流通基準を満たさないために流通しない野菜や果実のことです。このような商品は、見た目やサイズが基準に合わない、あるいは流通中に傷がつくことが原因で、価値があるにも関わらず廃棄されてしまいます。「みためとあじはちがう店」は、こうした商品を広く消費者に届けることを目指しています。商品自体は栄養価に優れ、味も良好であるにも関わらず、目が行き届かないだけで無駄にされる現実は、私たちが新たな消費層を開拓することで改善できると信じています。

オープニングキャンペーン

サイトオープンを記念して、特別キャンペーンを実施します。2021年2月5日から2月11日の期間に、通常価格2,000円（税別）の商品を「無料」で提供するという試みです。先着100名様限定で、1家庭1回限りの申し込みが可能です。このキャンペーンは、消費者に規格外商品の魅力を実感してもらう良い機会です。

パートナーとの協力

「みためとあじはちがう店」では、食育や地域貢献に積極的な一般社団法人ChefooDoと連携し、著名なシェフやインフルエンサーの協力を得ています。彼らは、規格外商品の利用法や料理法を広める活動を言及し、消費者の理解を深めることで「もったいない精神」の普及を図ります。この活動が成功することで、食文化の活性化にも繋がると考えています。

地域と食文化の未来

私たちは、「みためとあじはちがう店」を通じて、日本の食文化の未来を見据えています。このサイトが規格外商品の価値を再評価し、利用促進のきっかけになることを願っています。少しの努力で市場全体を活性化し、助け合う社会につなげられるよう、未来へ向けて尽力していきます。消費者の皆さんも、この取り組みにぜひ参加し、地域の食材の利用に貢献していただきたいと思います。