長井市のスマートストアと市民の挑戦
山形県長井市にある「スマートストア」は、市民や地域の事業者が新しいアイデアや商品を発表・販売できる無人店舗です。この度、2025年10月から「市民チャレンジ棚」という新たなプロジェクトがスタートします。この取り組みは、地域の人々が自らの商品を通じて挑戦し、地域全体を活性化させることを目的としています。
市民チャレンジ棚の背景
「市民チャレンジ棚」は、地域の人々が商品を通じて「つくる側」と「応援する側」として互いに関わり合いながら、長井市を盛り上げることを目指すものです。ただの商品販売の場ではなく、挑戦の第一歩をサポートするスペースとしてデザインされています。手作りの商品や地域の資源を活用したアイデアなど、様々な挑戦がこの場所で生まれていくこと期待されています。
初のチャレンジャーは高橋秀孝さん
初代チャレンジャーには、高橋秀孝さんが選ばれました。北九州から長井市に移住して6年目、地域おこし協力隊として5年間活動された後、現在は「縄文そばの館」で蕎麦打ち職人としても活躍されています。しかし、高橋さんのもう一つの顔は“隠れ珈琲職人”です。彼は、自身のブランディング「ムササビ珈琲」を展開しており、珈琲に対する情熱と探求心がひしひしと感じられます。
特に、彼が出品する高品質なコーヒーは、現地の顧客からも注目されています。また、彼は自身の珈琲をテーマにした絵本『かんばんのないコーヒーや』の中で、ムササビのキャラクターとして登場しています。この本も、彼の珈琲に対する愛情が詰まった作品です。
データと販売概要
「市民チャレンジ棚」の販売は、2025年10月1日(水)から31日(木)まで行われます。場所は長井市役所内のスマートストアの「市民チャレンジ棚」コーナーです。無人販売は平日5時30分から21時30分、有人販売は8時から16時30分、土日・祝日は無人販売のみ行われます。セルフ決済システムを導入しているため、無人時間帯でも手軽にお買い物を楽しむことができます。
参加者募集中!
「チャレンジしたい」という方々の参加も随時募集中です。このプロジェクトは地域の手作り商品や新商品の試作を支援し、新たな創作意欲を可視化する場としても機能していく予定です。この取り組みは、地域経済やコミュニティの活性化に寄与する新しいモデルとしても期待されています。
連絡先
今後のチャレンジャーや地域の取り組みについての問い合わせは、長井市スマートストア運営事務局までどうぞ。電話080-2821-4940(担当:岩瀬)またはメール(
[email protected])でのお問い合わせも受け付けています。公式サイトもぜひご覧ください。