高齢化社会の未来
2023-09-15 11:00:03

高齢化社会の未来を考える!「Independent Ageing Convention 2023」開催

高齢化社会の未来を展望するイベント「Independent Ageing Convention 2023」



2023年10月13日から15日にかけて、愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)にて、高齢者の健康長寿社会をテーマとしたイベント「Independent Ageing Convention 2023」が開催されました。本イベントは、国立研究開発法人国立長寿医療研究センター、Assuta Ashdod Hospital、ILC Global Alliance、Kenes Groupが主催し、愛知県などが後援を務めました。

イベントの目的

世界的な高齢化加速という課題に対し、高齢者が自立した生活を送り続けられるためのソリューションを探ることを目的としています。産学官連携によるBtoBとBtoCを軸とした商業展示会と専門家による講演会を組み合わせることで、情報交換の場を提供。医療・福祉関係者、企業関係者、研究者にとって、高齢化社会ビジネスの現状と未来を把握できる貴重な機会となりました。一般来場者にとっても、高齢化という普遍的な課題への理解を深める場となりました。

多様なセッション

イベントでは、「高齢化と健康」「高齢化と経済」「高齢化とテクノロジー」「高齢者にやさしい環境と文化」の4つのテーマに沿ったセッションが展開されました。

注目セッション:

プレナリーセッション「80歳からでも人は成長できる」:81歳でスマートフォン向けゲームアプリを開発したITエヴァンジェリストの若宮正子氏が講演。年齢に関係なく、人々が成長し続けられる可能性を示しました。
高齢化と健康:高齢者の認知症予防のためのデジタルヘルス、運動による認知機能・身体機能への影響などが議論されました。国立長寿医療研究センターの島田裕之氏、名古屋大学大学院医学系研究科の梅垣宏行氏らが登壇しました。
高齢化と経済:認知機能と経済行動の関連性について、慶應義塾大学の駒村康平氏が講演しました。
高齢化とテクノロジー:高齢者歩行支援ロボットi-Cane(名古屋大学 福田敏男氏)、高齢社会におけるロボティックスマートホーム(藤田医科大学 大高洋平氏)など、テクノロジーの活用が活発に議論されました。
高齢者にやさしい環境と文化:秋田市の高齢者向け街づくり事例(Mari Ogawa氏)、健康長寿社会に向けたコミュニティデザイン(東京大学高齢社会総合研究機構 飯島勝矢氏)などが紹介され、地域社会における高齢者支援の重要性が強調されました。

来場者

医療、介護、銀行・金融、保険、旅行、娯楽、小売、クリエイティブ産業、政府・行政、その他高齢者向けサービス産業、地域在住高齢者など、約1000名が来場しました。

イベントの展望

超高齢化社会を迎える日本での第一回開催を機に、「Independent Ageing」という理念と健康長寿社会に向けた取り組みを世界に広げていくことが期待されています。本イベントは、高齢化社会における課題解決への重要な一歩となるでしょう。

イベント概要

イベント名称:Independent Ageing Convention 2023
会期:2023年10月13日(金)~15日(日)
会場:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
主催:国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター、Assuta Ashdod Hospital、ILC Global Alliance、Kenes Group
後援:愛知県、他
出展社想定数:30社
参加費:申し込み時期により異なる

会社情報

会社名
KENES INTERNATIONAL ORGANIZERS OF CONGRESSES SA
住所
0000000
電話番号

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