総務省情報通信審議会V-High帯公共BB/狭帯域無線システム作業班が開催
総務省情報通信審議会:狭帯域IoTシステムの未来に向けた議論
総務省は、情報通信審議会情報通信技術分科会陸上無線通信委員会V-High帯公共BB/狭帯域無線システム作業班の第5回会合を、令和6年11月22日(金)に開催すると発表しました。この会合では、近年注目を集める狭帯域IoT通信システムに関する重要な議論が展開される予定です。
会議の目的と議題
今回の会合の主な目的は、狭帯域IoT通信システムの技術的な要件を明確化し、その共用に向けた課題を検討することです。具体的には以下の議題が予定されています。
1. 前回の議事概要(案)の確認: 前回の会合で議論された内容を改めて確認し、今後の議論の基礎とします。
2. 狭帯域IoT通信システムの要件整理: システム構築に必要な機能や性能、セキュリティに関する要件を詳細に検討します。低消費電力、長距離通信など、IoTデバイス特有の特性を踏まえた議論が予想されます。
3. 狭帯域IoT通信システムの共用検討: 複数の事業者によるシステムの共用化に向けた可能性や課題を検討します。周波数資源の有効活用や、公平な競争環境の構築などが焦点となるでしょう。
4. その他: 上記以外にも、参加者からの意見や新たな課題などが議論される可能性があります。
会議形式と傍聴について
会議はWEB会議方式で行われます。傍聴を希望される方は、令和6年11月21日(木)18時までに、総務省のウェブサイトを通じて必要事項を登録する必要があります。登録方法に関する詳細は、総務省の公式ウェブサイトでご確認ください。
傍聴希望者が多数の場合は、WEB会議システムの容量制限により、参加を制限させていただく場合や、同一組織からの参加人数を制限する場合があります。また、傍聴に際しては、マイクのミュート、ビデオのオフ、録音・録画・画面キャプチャの禁止など、いくつかの注意事項が設けられています。
狭帯域IoT通信システムの重要性
狭帯域IoT通信システムは、省電力で長距離通信が可能なことから、様々な分野での活用が期待されています。スマート農業、スマートシティ、防災、環境モニタリングなど、多様なIoTデバイスを支える基盤技術として、その発展は社会全体に大きな影響を与えるでしょう。
今回の情報通信審議会での議論は、この技術の将来を左右する重要な一歩となることは間違いありません。今後の展開に注目が集まります。
連絡先
お問い合わせは、総合通信基盤局電波部基幹・衛星移動通信課重要無線室(担当:福川補佐、今里係長、松見官、電話:03-5253-5888)までお願いいたします。