TAC株式会社が生成AI習得のための教育コンテンツを展開
TAC株式会社(東京都千代田区)は、生成AIを企業で積極的に活用できる人材育成を目指し、教育コンテンツを共同開発しました。その名も「ここから始める生成AI ~ChatGPTで学ぶ生成AI<イントロダクション>」。2024年8月1日からの提供開始を受け、業務プロセスの効率化や新しい付加価値の創造が期待されます。
生成AIの活用と企業の課題
最近、ビジネスの現場での生成AIの導入は急速に進んでいます。特に、自動化や顧客体験の向上を実現している企業が増えています。ただし、生成AIを導入するにあたり、データプライバシーや倫理的配慮、法的規制への対応といった多くの課題も存在します。このため、生成AIを扱える人材をどう育成するかが、企業にとって重大な課題になっているのです。
日本の経済産業省では、2023年8月に生成AIに関連する人材育成のための政策検討会が活発に行われ、その重要性が再認識されています。2024年には更なるスキル習得の指針が策定される予定です。このような背景を受けて、TACはタジク(東京都渋谷区)および光邦(東京都千代田区)と連携し、新しい教育コンテンツを開発しました。
新しいカリキュラムの特徴
提供されるコースは、生成AIの基礎から実践的な活用方法までを学べる内容で、全14コマの構成で、約96分で完結します。講義は短時間で理解できるように15分以内にまとめられていますので、忙しい方でも気軽に学習できます。さらに、講義内容はリアルタイムで情報が更新され、常に最新の知識にアクセスできる環境が揃っています。
また、このコースはスマートフォンでも受講可能なため、場所を選ばず学習できる利便性も大きなポイントです。終了時には修了テストも用意されており、企業内での社員意識合わせにも役立ちます。
コースの詳細
コース名
「ここから始める生成AI ~ChatGPTで学ぶ生成AI<イントロダクション>」
販売開始日
2024年8月1日(木)
学習方法
オンライン(eラーニング)
講義時間
14コマ約96分(付録含む場合15コマ約103分)
学習期間
在籍2ヵ月(標準学習期間1ヵ月)
価格
8,800円(税込)
カリキュラム内容
- - 生成AIの基本概念
- - プロンプトエンジニアリングの基礎
- - ChatGPTの機能
- - 実務での適用方法
- - ChatGPTの設定と活用法
教育コースの講師も「生成AIは未来の技術ではなく、すでに私たちの職場で現実的な役割を果たす技術である」と強調し、今から学び始めることの重要性を説いています。
共同開発企業の取り組み
共同開発を行ったタジクや光邦も、それぞれの分野で最先端技術を利用し、新しい表現方法や生産プロセスの効率化に取り組んでいます。タジクはクリエイティブスタジオとして、AI技術を活用して独自の価値を創造し続け、光邦は環境配慮型印刷を進めている点に注目です。
TAC株式会社の今後の展開
TACは、今後も企業や団体のニーズに応じた研修プログラムを提供し、生成AI時代に求められるスキルを持つ人材育成に貢献していく方針です。さまざまな教育コンテンツを通して、企業の成長を支援し、経済社会へ寄与していくでしょう。