国際看護講習会が近大附属福岡高校で実施
近畿大学附属福岡高等学校(福岡県飯塚市)は、令和7年(2025年)1月30日に独立行政法人国際協力機構(JICA)九州センター(北九州市)で、看護専攻科の生徒を対象にした国際看護講習会を行います。この取り組みは、学生たちに国際情勢や看護の知識を広げ、自らのキャリア形成を助けることを目的としています。
国際看護の学びの場
この講習会は、JICA九州の協力をもとに実施され、看護専攻科の生徒32名が参加予定です。日程は、午前10時から午後5時までの長丁場となり、内容は多岐にわたります。特に、宇都宮真由子氏がJICA海外協力隊としての体験を通じて、看護の実態について語ります。国際看護の理解を深め、さらには国際協力への興味を掻き立てる貴重な機会です。
講習会のプログラム
具体的なプログラム内容は、まずJICAの活動内容の紹介から始まり、その後、宇都宮氏の体験談やグループワークを通じて深い学びを得ることができる予定です。
- - 10:00~10:05 スケジュールの説明
- - 10:05~10:55 JICAの活動内容解説
- - 11:00~12:00 昼食
- - 12:30~13:30 フェアトレードに関するグループワーク
- - 13:40~14:40 宇都宮氏による体験談
- - 14:50~15:50 JICA職員との意見交換
- - 16:00~17:00 レポート記入と施設内自由見学
このプログラムは、学生たちにとって新たな視点を与え、将来的に看護師として活躍するための大きな一歩となることでしょう。
看護専攻科の教育の取り組み
近畿大学附属福岡高等学校の看護専攻科は、看護師国家資格取得に向けた5年間の一貫カリキュラムを提供しています。1年次から国際看護に関連する授業が設けられており、学生たちはさまざまな講演会や出前講座を通じて学びの幅を広げています。これにより、グローバル社会に対応できる看護師を育成し、国際的な視野を持った看護の専門家を目指すことができます。
まとめ
多様な視点からの学びを通じて、近大附属福岡高校の学生たちは、「看護」の枠を超えた広がりを持つことが期待されます。国際看護講習会を実施することで、彼らの将来に対するビジョンを育成し、国際協力の重要性を実感してもらうことができます。このような取り組みが、未来の看護界を担う人材の育成につながることを願っています。