福井大学と連携教育
2025-05-26 10:33:44

福井大学とALL CONNECTが地域活性化に向けた産学連携教育を開始

福井大学とALL CONNECTが地域振興に向けた産学連携教育をスタート



国立大学法人福井大学の大学院工学研究科と株式会社ALL CONNECTが、産学連携教育の取り組みを開始しました。2025年の前期、具体的には5月から7月にかけて進められるこのプログラムは、プロバスケットボールクラブ「福井ブローウィンズ」をテーマとして、学生たちが地域活性化の効果を可視化することを目指します。

地域振興の可視化に挑戦



この取り組みの一環として、学生は福井ブローウィンズの活動がどう地域に影響を与えているかを数値化し、その観測方法や活用策を模索します。福井ブローウィンズがもたらす経済効果は2023-24シーズンに推定約28億円とされており、この取り組みでは経済的な波及効果だけでなく、情緒的な変化や地域への多様な影響も観察する予定です。  これにより、地域振興の効果を明らかにするという重要な課題に挑戦していきます。

実践的な人材育成の場



また、この講座は学生にとって将来的な起業や就職活動に役立つ貴重な経験を提供します。実際の地域課題に取り組むことで、学生たちは課題発見力や提案力を磨くことができるでしょう。これにより、理論だけでなく実践的なスキルも身につけることが期待されています。

長期的な産学連携モデル



このプロジェクトは短期的な取り組みに終わらず、10年間にわたる継続的な産学連携モデルを目指しています。地域の知見を長期的に蓄積し、企業、行政、大学の協力体制を確立することで、地域の持続的な発展を促進するプラットフォームを築くことを目指しています。

講義のスケジュールと進捗



2025年5月16日に行われた第1回目の講義では、約200名の学生や関係者が出席し、福井ブローウィンズが地域にもたらす可能性のある効果について意見を交わしました。分かれたグループごとに、地域への影響について様々な視点から発表が行われ、例えば「福井に移住している外国人が試合を見た情報を発信し、それが国際交流につながる」といった意見が出されました。

今後の講義では、地域への影響を見える化するための調査手法を設計する予定です。

関係者の声



この取り組みには地域の重要なプレーヤーからの期待も寄せられています。福井大学の教授、竹本拓治氏は「本プロジェクトは情緒的・定性的価値を科学的に捉える挑戦です」と述べ、実際の社会実装を見据えた実践の場であることの重要性を強調しました。さらに、株式会社ALL CONNECTの関係者、千本祥三氏は「地域の活性化が日本全体の豊かさにつながる第一歩」と語り、自社の支援を通じた地域貢献の必要性を訴えました。

このように、福井大学とALL CONNECTの共同プロジェクトは、地域社会に新しい価値をもたらすだけでなく、学生にとっても貴重な学びの場となることが期待されています。地域産業の発展と将来の人材育成を目指すこの取り組みは、福井の未来にとって大きな一歩となることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ALL CONNECT
住所
福井県福井市栂野町第15号1番地2
電話番号

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