分子機能研究所、次世代創薬を支えるインシリコサービスを拡充
埼玉県三郷市に位置する分子機能研究所は、競争が激化する創薬業界において、革新的なインシリコ創薬受託研究サービスを強化しました。このサービスは、量子化学計算を生体高分子システムに適用するものであり、次世代の創薬化学技術として急速に注目を集めています。
量子化学を駆使した新技術
新たに展開されるサービスでは、量子化学創薬技術(QMDD)を中心に、タンパク質、DNA、RNAなどの大規模な分子シミュレーションを実施します。具体的には、タンパク質とリガンドの複合体や、抗原抗体複合体、さらに複雑な金属リガンド系を含むシステムの解析が可能です。この技術により、従来の分子力学計算では達成できなかった副作用の抑制や標的選定が実現可能になります。
MFDDインシリコ創薬サービスとは?
「MFDDサービス」では、単に計算を受託するのではなく、事前に文献調査や検証も行いながら、先進的な構造ベース創薬(SBDD)やリガンドベース創薬(LBDD)の技術を駆使。お客様のニーズに応じて最適な方法を提案し、問題解決をサポートします。特にリガンド結合部位予測やファーマコフォア予測は、特許技術を持つ独自の強みです。
充実したサービス内容
このインシリコ創薬サービスは、多岐にわたる計算や解析手法を駆使します。分子動力学計算、分子シミュレーション、ドッキング解析などの技術を用い、各種の結合様式や反応機構を詳細に検討します。さらに、量子化学計算に基づいた振動解析による結合自由エネルギー計算を行うことも可能です。
また、分子機能研究所は、競争力のある料金設定を行っており、スポット契約であれば、一般向けは20万円、アカデミック向けには10万円からの基本料金でサービスを提供しています。質の高い成果報告書を短期間で提出することで、多くのクライアントに喜ばれています。
産学連携の重要性
分子機能研究所は、国の研究助成に選ばれており、採択された研究と同レベルもしくはそれ以上のほか、研究成果を連名発表する際には、学会などでの必要なサポートも行います。これにより、産学連携が強化され、研究成果が実用化されることが期待されます。
結論
分子機能研究所のMFDDインシリコ創薬受託研究サービスは、今後の創薬研究において非常に重要な役割を果たすことが予想されます。量子化学計算による新たな技術を駆使し、最先端の創薬化学研究を推進するこのサービスは、医療の発展にも寄与できるでしょう。今後のサービスの進展に注目です。