気候変動対応を支える新たなETFの登場
野村アセットマネジメント株式会社が、2024年12月2日より東京証券取引所に「NEXT FUNDS MSCIジャパン気候変動指数(セレクト)連動型上場投信」を上場させました。これにより、全国の証券会社を通じて、気候変動との戦いに貢献する日本企業への投資が可能になりました。
このETFは、MSCIジャパン気候変動指数に連動しており、特に温室効果ガスの排出削減に取り組む企業が中心に選ばれています。具体的には、SBTi(Science Based Targets initiative)によって認定を受けた企業群に焦点を当てており、持続可能な社会の実現を目指す動きに貢献します。
ETFの特徴と信託報酬
本ETFの特徴は、その投資対象としているINDEXにあります。MSCIジャパン気候変動指数に基づいて選ばれた企業は、環境に配慮した事業運営を通じて、持続可能な成長を目指す姿勢が求められています。このETFの信託報酬率は年0.132%(税抜0.12%)と非常に低めに設定されており、投資家にとって魅力的な選択肢となっています。
証券コード | 銘柄名 | 対象指標 | 信託報酬率 |
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294A | NEXT FUNDS MSCIジャパン気候変動指数(セレクト)連動型上場投信 | MSCIジャパン気候変動指数(セレクト)(配当込み) | 年0.132%(税抜年0.12%) |
環境に対する取り組み
ネットゼロに向けた取り組みが世界中で加速する中、日本企業もこの流れに乗る必要があります。本ETFの上場は、株式投資を通じて気候変動対応を考える投資家にとって、大きな機会を提供するものです。特に、環境問題に真摯に取り組む企業への投資が容易になることは、投資の選び方に新たな視点を提供することになります。
今後の投資機会
「NEXT FUNDS」に名を冠した今回のETFは、企業の持続可能性を重視した新しい投資機会を創出しています。今後は、このETFが提供する分野において、ますます多くの投資家が参加することが期待されています。
野村アセットマネジメントは、1995年に国内第一号のETFを上場し、日本の資産運用市場における重要なプレーヤーの一つとして位置しています。今回の上場により、同社の運用するETFは合計72本に達し、さらなる市場の拡大を目指しています。
まとめ
このETFは、気候変動に対応するための重要な手段の一つとして、多くの投資家に関心を持たれることでしょう。気候変動の課題に立ち向かい、持続可能な未来の一翼を担う企業群に投資することが、これからの投資スタイルとして注目されるに違いありません。投資を通じて、環境にも貢献することができるETFとして、大変に期待される本商品にぜひ注目してみてください。