クラウド連結会計ソフト「結/YUI」の進化
2022年5月にリリースされた「結/YUI」は、連結会計を初めてシステム化する際に最適なツールとして、多くの企業で活用されています。特に最近では、上場企業を含む多様なユーザーからの利用が増加し、そのニーズに応えるかたちで進化を遂げています。
新機能の背景と欲求の高まり
今回の機能アップデートでは、「サブ連結」の残高や、IFRS基準、日本基準の残高をそれぞれ表示する機能が追加されました。これにより、子会社を持つ企業にとって、より正確な数値の確認が可能となります。ユーザーの要望に応じて、特定の会社や仕訳種別で絞り込むことができるため、求める情報を迅速に取得できる利便性が向上しました。
機能アップデートの具体的な利用方法
サブ連結の残高表示
例えば、サブ連結の残高を確認したい場合は、関係する「会社」で絞り込むことで、その会社の試算表や連結仕訳、さらには残高を一目で表示することができます。これにより、複雑な連結計算をスムーズに行うことが可能です。
日本基準の残高表示
日本基準の残高を表示させるには、IFRS関連の仕訳を除いて「仕訳種別」で絞り込むことで、必要な情報を抽出できます。この機能により、日本基準に基づく経営判断をサポートします。
IFRS基準の残高表示
IFRS基準に関する残高を表示するには、絞り込みを行わずに表示させるだけで済みます。このシンプルなフローによって、ユーザーは手間をかけずに必要なデータを得ることができます。
「結/YUI」の特長
「結/YUI」はAPI連携を活用して、連結財務諸表の作成を大幅に効率化します。単体会計システムとの連携により、情報は自動的に転記されるため、手作業によるミスを防ぎます。さらに、整合性の自動チェック機能を備えており、作業の抜け漏れや理論上の残高との差異を通知。これにより、正確性を高めることが可能です。
また、開示システムとのAPI連携も実現しており、単体、連結、開示を一貫した流れで管理できる点も魅力の一つです。これらの特徴により、「結/YUI」はますます多機能で使いやすいツールへと進化しています。
まとめ
「結/YUI」は、企業の連結会計におけるニーズを敏感に捉え、常に進化を続けています。新しい機能の追加によって、従来よりもさらに便利に、そして正確に業務を支援します。将来のユーザーの要望にも応じて、引き続き機能の充実を図っていくことを表明しています。今後の展開にぜひご期待ください。