ITM、アジアで新たなセキュリティサービスを展開
デジタルインフラサービスを提供するアイティーエム株式会社(ITM)は、韓国のNSHC Inc.との提携によって、Red Teamベースのバグハンティングとペネトレーションテストサービスを2025年7月1日に始めることを発表しました。このサービスは、特に企業が直面する高度なサイバー攻撃に対抗するための重要なステップとして位置づけられています。
セキュリティ対策の必要性
企業がデジタルインフラを構築する現代において、セキュリティ対策は無視できない課題となっています。サイバー犯罪が悪化する中、攻撃者はますます巧妙化し、戦略的かつ組織的に攻撃を仕掛けてきます。特に機密情報を扱う企業には、より高いレベルのセキュリティテストが求められます。
アイティーエムは、そのニーズに応えるため、オフェンシブ・セキュリティを採用し、攻撃者の視点から脆弱性を評価し、強化対策を提案する新たなサービスを展開します。
Red Teamベース・バグハンティングとは
通常のペネトレーションテストでは既知の脆弱性をチェックするのに対し、Red Teamベースのアプローチでは、未知の脆弱性、いわゆるゼロデイ攻撃に焦点を当てます。これにより、企業は実際の攻撃に耐えうるシステムを構築することが可能になります。このサービスは、NSHCの優れた人材によって実施され、そのメンバーはアジアでもトップクラスの技術と経験を持つセキュリティ専門家です。
NSHCのREDALERT Team
提供されるサービスに関与するNSHCのREDALERT Teamは、20名以上のスペシャリストで構成されています。彼らは、DEF CONカンファレンスでの基調講演や数々のハッキング大会での受賞歴があり、セキュリティの様々な分野で高いスキルを持っています。
関与するスペシャリストの実績
- - 責任者:DEF CON Finalistとしての実績と、複数のセキュリティコンテストでの優勝経験を持つ。
- - 上級コンサルタント:国防分野でのハードウェア分析とドローン技術に関する専門知識を有する。
- - ハッキングのエキスパート:脆弱性分析や模擬ハッキングの実績が豊富。
提供する具体的なサービス
ITMが提供するサービスには、以下の項目が含まれます:
- - バグハンティング:セキュリティ対策の評価と改善提案、既知の脆弱性の検証。
- - ペネトレーションテスト:新たな脅威やゼロデイの分析、攻撃者の視点による包括的なテスト。
これらのサービスは、特定のニーズに応じて柔軟に対応可能で、さまざまなITシステムや特殊な環境についてもサービスが提供されます。
価格と提供時期
サービスの価格は800万円(税別)からで、要望に応じて調整も行われます。ITMは、まさに今、セキュリティ対策に革新をもたらすプロジェクトを進めており、企業が抱えるサイバーセキュリティの問題に真摯に取り組んでいます。
このように、ITMとNSHCの提携は、サイバーセキュリティの未来に向けた重要な一歩であり、今後の展開に注目です。
会社概要
本社所在地:東京都新宿区
設立年:2017年
本社所在地:韓国ソウル市
設立年:2008年
今後もITMから目が離せません。この新サービスがどのように企業のセキュリティを強化するのか、期待が高まります。