レジル株式会社が推進する「マンション防災サービス」
東京都千代田区に本社を置くレジル株式会社が、災害時の停電対策と脱炭素化を同時に実現する「マンション防災サービス」を始めました。このサービスの初めての事例となる物件が運用を開始し、住民の安全な生活環境を守る手助けをしています。
「マンション防災サービス」の内容
このサービスは、マンション向けの一括受電サービスと、太陽光発電システムや蓄電池などの分散型エネルギーリソース(DER)を組み合わせて提供されます。レジルは、初期費用を負担してこれらのシステムを設置し、災害時における住民の生活環境の維持を図るという理念のもと、実質的にマンション全体の脱炭素化を進めることが可能です。
導入の背景
2024年は、様々な自然災害が予想されており、災害対策の重要性が再度認識されています。政府は防災庁を設置し、企業による防災力の向上が期待されています。特にマンションは、強固な構造を持ち、在宅避難が可能なため、防災における設備のレジリエンス強化が求められています。
しかし、DERの導入には高額な初期費用とメンテナンスの負担があり、多くのマンションでは導入が進まないのが現状です。そこでレジルは、これらの課題を解決し、初期コストを抑えたモデルを提供することを決定しました。
メンテナンス負担の軽減
導入したマンションオーナーからは、「14階建てのため、停電時の住民の対応が心配だったが、レジル社のサービスにより不安が軽減された。また、高価な蓄電池を初期費用なしで設置できたことが非常に嬉しかった」というような声が寄せられており、住民の安心感が広がっています。
今後の展望
レジルは、今後も「マンション防災サービス」の導入を加速させ、住民が心理的にも経済的にも安心して生活できるように取り組んでいきます。また、再生可能エネルギーの供給を不安定なものから安定的なものに変えるための仕組みをさらなる構築を目指しています。
レジル株式会社の理念
レジルは「結束点として、社会課題に抗い続ける」というパーパスを掲げ、30年にわたる事業運営を通じて得た知見を生かしています。テクノロジーを取り入れた最適なエネルギー管理で、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めています。分散型エネルギー事業やグリーンエネルギー事業など、多方面でのサービス提供を通じて、便利で安心できる選択肢を市民に提供しています。
企業情報
- - 会社名: レジル株式会社
- - 設立日: 1994年11月21日
- - 本社所在地: 東京都千代田区丸の内1-8-1
- - 資本金: 3.5億円(2024年5月27日時点)
- - 証券コード: 176A
このように、レジル株式会社の『マンション防災サービス』は防災と脱炭素を両立させ、住民の安心を提供する新たなモデルとして期待されています。今後の展開に注目です。