タンザニア農業支援
2025-02-19 11:30:21

マーケットエンタープライズがJICAと共にタンザニアの農業支援へ進出

タンザニアの農業支援に向けた新たな一歩



株式会社マーケットエンタープライズ(以下「マーケットエンタープライズ」)は、タンザニアでの農業発展に寄与するため、中古農機具に関する調査を独立行政法人国際協力機構(JICA)に提案し、見事に採択されました。これは、同社がアフリカでの事業拡大を目指す重要な進展となります。

中古農機具の重要性



マーケットエンタープライズは、国内で使用されていた農機具を買い取り、ヨーロッパを含めた世界80カ国以上へ輸出しています。特に、アフリカにおいては農業機械の普及率が低く、農業を主要な産業としながらも、生産性の向上が求められています。そのため、同社が提案した「タンザニア国中古農機具における部品調達および修理体制にかかるニーズ確認調査」は、農業の効率化に繋がる重要なプロジェクトです。

JICA Bizの役割



JICAの「中小企業・SDGsビジネス支援事業(JICA Biz)」は、開発途上国における課題解決を目指し、日本の民間企業が新たなビジネスを築くための支援を行います。マーケットエンタープライズは、その中で「ニーズ確認調査」を通じて、タンザニアの農業機械の現状を把握し、効果的な支援策を講じることを目的としています。このような取り組みを通じて、持続可能な農業支援が実現することが期待されています。

タンザニアでの事業展開



タンザニアでは、日本製以外の中古農機具の購入が一般的ですが、故障や耐久性の問題から、長期間使用できないケースも多いことが課題です。これに対処するため、事業ではまず修理およびメンテナンス体制の調査を行い、現地での適切な支援体制を構築することが目指されています。また、定期的な中古農機具の輸出を図ることで、同国の労働力不足や生産性低下の問題を解決に導く計画です。

官民合同ミッションへの参加



さらにマーケットエンタープライズは、2025年1月にはアフリカ貿易・投資促進官民合同ミッションに参加し、藤井比早之外務副大臣を団長としてタンザニアやケニアを視察する予定です。このミッションでは、タンザニアの港湾管理局との意見交換や、今後の開発計画に対する知見を得ることで、アフリカ経済の発展に寄与する具体策を模索します。

未来への展望



マーケットエンタープライズは、今回のプロジェクトを通じて、タンザニアの農業と経済的自立を支援し、地域経済の活性化に貢献することを目指しています。しかし、単に農機具を輸出するだけでは持続可能な農業の実現は難しいため、輸出後のアフターケアや実際の使用状況にも注力します。将来的には、タンザニアを中心に東アフリカ全域での事業展開を視野に入れています。

企業情報



株式会社マーケットエンタープライズは、持続可能な社会の実現を掲げて2006年に設立され、ネット型リユース事業を中心に成長を続けています。同社は、東証プライム市場に上場しており、その取扱利用者は延べ790万人に達しています。今後も国内外での中古農機具事業を通じて、農業発展と循環型社会の形成を進めていく方針です。


画像1

会社情報

会社名
株式会社マーケットエンタープライズ
住所
東京都中央区銀座1-10-6 銀座ファーストビル2階・3階
電話番号
03-5159-4060

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。