株式会社Kanattaの井口恵が文部科学省にて大使に就任
2025年4月1日、東京都に本社を置く株式会社Kanattaの代表取締役社長、井口恵氏が文部科学省から『アントレプレナーシップ推進大使』に任命されました。この認定は、国内におけるスタートアップ育成を力強くサポートするための施策の一環として行なわれたものです。
アントレプレナーシップ推進大使とは?
アントレプレナーシップ推進大使の役割は、特に若い世代に対する起業家精神を育むことです。この施策は、政府全体でスタートアップ創出を強化しようとする動きの中で、学校教育と連携しながら実施されています。文部科学省は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)と協力し、小・中学校および高校の生徒への教育を推進し、スタートアップの基盤を形成する人材を育成することを目指しています。
そのため、井口氏はアントレプレナーシップ促進に取り組む教育機関との連携を強化し、実体験に基づいた教育プログラムを実施していく意向を明らかにしました。彼女は、「子供たちが社会の課題を見つけ、それを解決するために挑戦していく力を育むことが重要です」と語っています。
井口恵の活動経歴
井口恵氏は、横浜国立大学の経営学部を卒業後、KPMGあずさ監査法人で3年間の監査業務に従事。その後、2013年にはLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン・ジャパン株式会社にてアナリストとしてキャリアを積みますが、2016年に独立して株式会社Kanattaを設立しました。
彼女は、主に男性が多いドローンや宇宙業界で、女性専門のコミュニティ「ドローンジョプラス」と「コスモ女子」を運営し、女性が活躍できる場を提供しています。特に、コスモ女子は日本で初めて宇宙開発未経験の女性だけで構成されたチームで人工衛星の打ち上げにも成功しています。
株式会社Kanattaとその理念
Kanattaは、SDGsに基づいて「目標5:ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る」ための取り組みを行っています。女性が自らの意志でキャリアを発展させられるようなコミュニティや仕組みを提供しており、多様なバックグラウンドを持つ女性の活躍を後押ししています。
井口氏のさらなる野望
井口氏は自身の経験を生かし、これからも教育分野との連携を深めていく考えです。彼女の活動は未来の起業家を生む礎となるでしょう。文部科学省の大使として、教育現場でのアントレプレナーシップ推進に寄与するこの取り組みは、日本の経済発展やイノベーションに重要な影響を与えることが期待されます。彼女の今後の活動から目が離せません。
詳しくは、文部科学省の公式ウェブサイトをご覧ください。
文部科学省公式サイト