目指せ!滞空時間60秒の紙飛行機
2025年11月4日、株式会社幻冬舎から新たなサイエンストイシリーズの第1弾として、子供たちに科学への興味を育む紙飛行機キット『すぐできる!よく飛ぶ!紙飛行機BOX』が発売される。このキットは、様々な部品を組み立てることで、飛行機作りを楽しめるだけでなく、実際に空を飛ぶ体験を提供することで子供たちの探索心をかき立てることを目的としている。
本物の飛行機の仕組みを学ぶ
おり紙で考えると、紙飛行機の作り方はシンプルに見える。しかし、このキットは単なる枠を超えている。組み立てられたキットは、実際の飛行機の理論に基づく仕組みで飛行するため、子供たちは自分の手で作った飛行機がどのように飛ぶのか、科学の奥深さを学べる。それに加え、指先で翼の角度を調整することで、飛行の様々な動きを実感できる。
特徴的な2つのモデル
キットには、2種類の飛行機が含まれている。まずは、初心者向けの『ウイングスプレーン』。このスチレン製の飛行機は、紙に比べて組立やすく、飛ばしやすい設計になっており、子供でも約5分で完成させることができる。さらに、まっ白な機体は水性マーカーで自由にデザインする楽しさも提供する。
次に、競技用の『スカイカブⅣ』は、バルサの胴体に専用のシール型紙を貼り付けることで完成する。このモデルは、滞空時間を追求しており、やる気次第で60秒以上の滞空を目指すことができる。子供たちは、自分の技術を磨きながら、友達と競い合うことも可能だ。
科学と遊びを融合するガイドブック
紙飛行機キットには『よく飛ぶ紙飛行機のひみつBOOK』も付属する。この16ページのガイドブックでは、飛行機が飛ぶメカニズムや設計のポイントを学ぶことができる。調整やテスト飛行を繰り返す中で、どのようにすればより良い飛行機が作れるのか考えることは、子供たちの問題解決能力や創造力を高め、理科への理解を深める手助けとなるだろう。
著者について: 二宮康明
このキットを設計した二宮康明氏は、紙飛行機設計の第一人者であり、約3,000機ものオリジナルモデルを手がけた実績を持つ。1967年に行われた第一回国際紙飛行機競技会では、滞空時間と飛行距離の両部門でグランプリを受賞。長年にわたり紙飛行機の普及活動に携わり、教育現場でも多くの影響を与え続けた。 彼の業績は、2023年に逝去するまでの大きな遺産となった。
商品情報
- - 商品名: すぐできる!よく飛ぶ!紙飛行機BOX
- - 著者: 二宮康明
- - 発売日: 2025年11月4日(月)
- - 価格: 2,000円+税
- - 対象年齢: 6歳以上
- - 発売場所: 全国書店やオンラインショップ
この簡単に組み立てられるキットは、ただの遊びを超えて、理科や科学への理解を深める中で、子供たちのワクワクを誘う素晴らしいアイテムとなりそうだ。実際に飛ぶことの楽しさを体験するこのキットで、ぜひお子様と一緒に素敵な時間を過ごしてほしい。