小学生が開発した「杉戸味おかき」がデビュー
埼玉県杉戸町では、2024年11月2日(土)に開催される第3回杉戸町農業祭において、小学生たちが考案した「杉戸味のおかき」が限定販売されます。この新しいおかきは、埼玉新聞社が運営する子ども体験教室「じぶんデザイン」の一環として開発され、子どもたち自身が杉戸町の美味しい農産物を元に味を考えて商品化しました。
子どもたちは、9月8日に行われた「キッズおやつ研究所」の教室で、杉戸の特産を基におかきの味を試作しました。今回は、杉戸産のフルーツジャムやはちみつを使用し、キッズは3つの異なる味を考案して、試食を繰り返しました。特に杉戸産のイチジクジャムや柿ジャムを取り入れ、地域特有の風味を生かした商品を作り上げました。
実際の試作では、子どもたちは炊き込みごはんにカレーを合わせてみたり、それぞれの味がどのように変化するかを体験しました。最終的に彼らの手によって選ばれた「杉戸味」は、地元の手作りおかき専門店「青木煎餅」によって商品化されます。青木煎餅は、杉戸町で収穫されたもち米も利用し、まさに地域に根ざした製品作りを行っている店です。
販売は11月2日(土)10:00から始まり、11:00からは実際に子どもたちがブースに立って販売を行います。商品がなくなり次第終了となるため、早めの来場が推奨されます。また、当日は天候によって中止もあり得るため、注意が必要です。農業祭の会場は道の駅アグリパークゆめすぎとであり、ここで「杉戸味のおかき」の初お目見えを楽しむことができます。
このプロジェクトでは、地域の特産を生かしながら、子どもたちになんらかの自信を持ってもらうこと、さらには親子でのコミュニケーションを深めることを目的としています。参加する子どもたちにとってこの体験は貴重なものであり、自分たちの作った商品がどのように評価されるか、楽しみで仕方ないでしょう。
「じぶんデザイン」は、小中学生を対象に地域を学び、将来の自分たちや社会に対して考えるきっかけを与える体験教室です。埼玉全体で子どもたちを育成するプロジェクトを進めています。今後も様々な体験プログラムが予定されており、12月には「新野菜」の収穫や「世界のあまりんパン」の開発など、他のイベントも控えています。
ぜひ、11月2日の杉戸町農業祭へ足を運び、地元キッズがお届けする「杉戸味のおかき」を味わってみてください。地域の特性を生かしたユニークなスナックを通じて、杉戸町の魅力を知る素晴らしい機会になることでしょう。