家事育児負担の軽減を目指す株式会社ハハカラに新たに顧問が就任

新たな顧問の就任に絡む背景

最近、株式会社ハハカラは、関西大学の社会心理学・臨床社会心理学を専門とする教授である古谷嘉一郎氏を顧問として迎え入れました。この決定は、日本社会における家事や育児の負担に対する新たなアプローチを目指すものです。

日本では共働き世帯が70%を超え、家事・育児の負担が女性に集中しているという厳しい現実があります。この不均衡は、家庭内のストレスを増長させ、夫婦間のコミュニケーション不全や家族の崩壊の要因となっています。例えば、1980年から2024年にかけて見られる専業主婦世帯と共働き世帯の推移は、この問題を如実に示しています。

そうした中、ハハカラは家庭内のタスクを可視化するウェブアプリ「OYA.NOTE」を開発し、家事と育児の分担を促進することで解決を図っています。古谷教授の持つ心理学の知識や経験を生かし、さらなるサービスの向上とユーザーに寄り添った機能の追加を目指しています。

古谷嘉一郎氏のコメントとビジョン

古谷氏は、家庭内のコミュニケーション不全が夫婦関係だけでなく、子どもの成長にも深刻な影響を与えることを指摘しています。彼は「OYA.NOTE」を通じて家事育児の負担軽減だけでなく、夫婦間の対話を促進できることに期待を寄せています。また、自己の専門的な視点を取り入れた新機能の開発や既存機能の改善を進めることで、家族全体の心理的健康向上に寄与する意向を示しました。

古谷嘉一郎氏の経歴について

古谷氏は、関西大学の総合情報学部で教授を務め、広島大学大学院生物圏科学研究科で博士号を取得しています。これまで多くの研究を進めており、特に「子育ての燃えつき」という観点から養育者の心理的健康に注目しています。著書には「実証研究入門」や「心理学概論」、「社会心理学」を題材にした書籍などがあり、広範な知識を持つ専門家です。

今後の展望

古谷氏と株式会社ハハカラは、家庭内におけるコミュニケーション支援のため、共同研究プロジェクトを設立する予定です。今後は「OYA.NOTE」に新たな心理的フィードバック機能やコミュニケーション改善機能を追加していく計画です。古谷教授の心理学的アプローチを基にした分析モデルに基づく講義が行われる中、家庭での行動変容に関する意見交換も進められています。

株式会社ハハカラの背景

「OYA.NOTE」や「OYA.STUDY」といった主力サービスを通じて、株式会社ハハカラは「新しいFamilyの価値観を創る」ことを旗印に掲げています。共働き家庭の家事育児負担を軽減し、夫婦間での協力を促進すべく、様々な取り組みを展開しています。これにより、より良い家庭環境と向上したコミュニケーションの実現を目指しています。

会社概要

[会社名]: 株式会社ハハカラ
[代表者]: 片田櫻子
[設立]: 2021年3月
[本社所在地]: 東京都品川区
[メールアドレス]: [email protected]
ウェブサイト]: [https://www.hahakara.co.jp

今後の活動に注目が集まります。