グリーンサイエンス2021
2021-09-29 14:00:05
ロレアル、環境問題解決に向けた新たな挑戦!グリーンサイエンス2021開催
ロレアルが描く未来の姿
世界的化粧品企業であるロレアルが、環境問題の解決に向けて新たな取り組みをスタートさせる。その名も「グリーンサイエンス2021」。このピッチコンテストは、日本におけるロレアルリサーチ&イノベーションセンターの主催で、新技術を持つスタートアップや中小企業が参加し、持続可能な社会の実現に向けたアイデアや技術を発表する場となる。
本イベントは、オンラインで行われるキックオフミーティングからスタートし、エントリー期間は2021年10月4日から31日まで。この期間に、革新的なバイオテクノロジーやグリーンケミストリーに基づいた環境改善技術を持つ企業が応募し、書類審査を経て、最終審査に進む10社が選出される予定だ。最終審査は2022年1月を予定しており、優勝者には100万円の賞金が授与される。
「グリーンサイエンス」という言葉は、ロレアルが掲げている「環境を考慮した持続的な発展を実現する科学技術知識の総体」を指し、参加企業にはこの定義に基づいた技術が求められる。特に、廃棄物のリサイクルや持続可能な原料使用に注力する企業が今回のコンテストにふさわしい。
基調講演も要注目
コンテスト当日には、特定非営利活動法人システム・バイオロジー研究機構の会長、北野宏明博士が基調講演を行う。この講演では、コロナ禍での社会的構造の変革や気候変動への対処について深い洞察が紹介される予定だ。もう一人の基調講演者、テラサイクルジャパンのエリック・カワバタ氏は、企業がどのようにして廃棄物回収や再利用に取り組んできたかについて具体的な経験を共有し、参加者に勇気を与える内容となるだろう。
企業の社会的責任への意識
ロレアルとテラサイクルジャパンは、プラスチック廃棄物問題に取り組むため、2021年2月に包括的なパートナーシップを結び、化粧品の空き容器回収を行うプログラムをスタートさせた。これにより、消費者が責任を持って廃棄物管理に参加できる機会が増えることを目指している。カワバタ氏は、この取り組みを通じて社会の期待に応えることができるよう、日々努力を続けている。
まとめ
ロレアルの「グリーンサイエンス2021」は、ただのコンテストではなく、環境問題に対する意識の高まりを背景に、未来のために何ができるかを考える重要なイベントである。多様な技術やアイデアが集まるこの機会を通じて、参加者は新たな情熱を持って持続可能な社会の実現に向けての一歩を踏み出すことができるだろう。時代が求める持続可能性を企業全体が追求していく姿勢は、私たちすべてにとっての未来を変える鍵となるかもしれない。
会社情報
- 会社名
-
日本ロレアル株式会社
- 住所
- 神奈川県川崎市高津区坂戸3-2-1KSP R&D A-1206
- 電話番号
-
044-812-2503