食品安全委員会、遺伝子組換え食品専門調査会(第258回)非公開で開催へ
食品安全委員会、遺伝子組換え食品専門調査会を非公開で開催
食品安全委員会は、遺伝子組換え食品等専門調査会(第258回)を令和6年11月25日(月)14時~17時(予定)に開催すると発表しました。しかし、この会合は非公開での開催となります。
非公開の理由は、「食品安全委員会の公開について」に基づき、「企業の知的財産等が開示され特定の者に不当な利益若しくは不利益をもたらすおそれがある」ためです。
今回の調査会では、遺伝子組換え技術を用いて生産された複数の酵素に関する食品健康影響評価が主な議題となります。具体的には、以下の酵素が取り上げられる予定です。
Trichoderma reesei RF6197 株を利用して生産されたペクチナーゼ
Trichoderma reesei RF6201 株を利用して生産されたペクチナーゼ
* CRC2836-13885 LVS_ETD MB#2株を利用して生産されたフィターゼ
これらの酵素は、食品加工など様々な産業で利用されており、その安全性評価は食品業界にとって重要な関心事です。今回の調査会でどのような評価結果が示されるのか、注目が集まっています。
会合は、東京都港区赤坂にある食品安全委員会の中会議室で開催され、Web会議システムも併用されます。非公開であるため、一般の参加や傍聴はできません。
食品安全委員会は、国民の健康と食の安全を守ることを目的とした機関です。遺伝子組換え食品の安全性評価は、その重要な活動の一つであり、今回の調査会もその一環として行われます。
近年、遺伝子組換え技術は食品生産においてますます重要な役割を果たしており、その安全性に関する議論は社会的に重要な意味を持っています。今回の調査会は、その議論に重要な貢献をするものと期待されますが、非公開であるため、詳細な情報は公表されません。
今後、食品安全委員会がどのような情報を公開するのか、注目していく必要があります。また、非公開とする判断の妥当性についても、議論が必要かもしれません。透明性と情報公開のバランスをどのように取るかが、今後の課題となるでしょう。
今回の調査会に関する問い合わせは、内閣府食品安全委員会事務局評価第二課(奥藤、岩瀬、山口)まで電話にて行うことができます(電話番号:03-6234-1108、1104又は1105)。
食品安全委員会は、今後も国民の健康と食の安全を守るため、科学的な根拠に基づいた評価を行い、その結果を積極的に発信していくことが求められます。国民への分かりやすい説明と情報公開の徹底が、信頼の構築に繋がります。