ミュージアムを支える新たなプラットフォーム「ペレログ」
株式会社つなぐるが2026年7月31日に発表した「ペレログ」は、動物園や水族館、博物館、美術館など、さまざまなミュージアムの活動と魅力を広く伝えるためのWebメディアです。また、同時にiOS/Android用のアプリの事前登録も開始しました。このアプリでは、訪問した施設の記録をデジタルスタンプという形で残すことができ、利用者が直接ミュージアムを応援する手助けをします。
訪問記録がミュージアムを支える
「ペレログ」は、来館者が自らの体験を記録し、他の人とシェアすることで、ミュージアムを支援する新たな仕組みを構築することを目的としています。そのコンセプトは「めぐる、集める、応援する」。利用者が気に入るミュージアムを見つけ、訪えた記録を集めることで、次回訪れる際の楽しみを増やし、その体験がミュージアム運営の支援につなげます。
厳しい環境に立ち向かうミュージアム
様々な調査によると、多くのミュージアムが財政面や職員不足、広報活動の不足に悩まされています。日本博物館協会の調査(2026年3月発表)によると、なんと77.4%の回答者が財政状況を厳しいと感じているという結果が示されました。さらに、76.1%が市民の応援体制が不十分であるとも指摘しています。
しかし一方で、国立科学博物館のクラウドファンディング事例に見るように、多くの人々がミュージアムの活動を支援したいと考えています。こうした背景から、ペレログは両者を結びつける重要な役割を果たします。
豊富な機能で利用者を魅了
「ペレログ」では、Webメディアがミュージアムの特集や取材記事を提供し、訪問先の情報や楽しみ方を広めています。アプリでは各ミュージアムへのチェックイン機能があり、QRコードを使用することで、簡単に訪問記録をデジタル化することができます。
さらに、訪問記録に基づくスタンプ機能も搭載しており、ユーザーはそれを集めることで自身の訪問履歴を振り返ることができます。この仕組みにより、単なる情報収集が、実際の訪問や支援に繋がるのです。
未来へ向けた展望
このように「ペレログ」では、訪れることで得られる体験を通じてミュージアムを支援する新たな形を構築しているのです。ペレログの設立者である山本真基氏は、「ミュージアムは社会にとって重要な存在である。訪れた記録が、これらの施設の支援につながることを願っている」と語っています。
今後、アプリの正式公開や新機能の追加、さらなる情報発信が期待されています。
さらなる幕開け
ペレログは、単なる記録アプリではなく、文化や歴史を未来に繋げるための媒介でもあります。アプリの正式公開は2026年8月中を予定しており、その後も情報の拡充や新しい機能が続々と追加される見込みです。利用者が自身の体験を共有し、それが文化財の保全や支援に繋がるという新たなサイクルが構築されることを、心待ちにしています。