海のゴミ箱「シービン」
2021-03-15 10:00:10

インドネシア初上陸!海のゴミ箱「シービン」の設置へ

インドネシア初導入の「シービン」



日本の日系広告代理店、中央宣興インドネシアは今年、インドネシア進出50周年を迎えるにあたり、海洋浮遊ゴミ回収装置「シービン」をジャカルタのバタビアマリーナに設置しました。この設置は、海洋汚染に対する取り組みの一環であり、インドネシアにおける海洋プラスチック問題の深刻さを考慮した結果です。

シービンとは?



シービンは、オーストラリアのサーファーであるピート・セグリンスキ氏が開発したもので、海洋に漂うゴミを回収するための装置です。彼は、海が好きである一方で、海洋汚染の現状を許容できず、10年の歳月をかけてこのシステムを完成させました。2016年にはクラウドファンディングによって資金を集め、作り上げたシービンは、すでに860台以上が世界中で稼働中です。

この装置は、海水を取り込み、その中のゴミだけを捕集する優れた機能を持つため「海のゴミ箱」としての役割を果たします。また、マイクロプラスチックや油分を含む汚染物質も回収できるため、環境保護に寄与しています。

インドネシアの課題



世界で最も海洋プラスチックごみを排出している国の一つであるインドネシア。しかし、この国ではこれまでにシービンは一台も設置されていなかったのが現状です。中央宣興インドネシアは、持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを示すため、まずはバタビアマリーナに2台のシービンを設置しました。

本マリーナは、17世紀にはアジア一の貿易拠点として栄えた歴史的な場所であり、現在も多くの人々に親しまれています。ここでのシービン導入は、インドネシアにおける海洋環境の改善への第一歩となるでしょう。

今後の展望



今後は、回収されたゴミを地元のリサイクル工場と連携して処理する計画もあります。また、バリ島をはじめとする他の港湾地域へのシービン導入も視野に入れ、さらなる社会的意義を追求していく方針です。

このような取り組みは、人々が日常的に「海を守る」意識を持つきっかけとなるでしょう。今後は、国際社会との差別化を図りつつ、環境保全に対する強い姿勢を示すことが期待されています。

会社概要


  • - 会社名: PT. Citra Surya Komunikasi(d.b.a. 中央宣興インドネシア)
  • - 所在地: インドネシア本社:ジャカルタ、東京デスク:東京都港区新橋
  • - 代表者: 本保 健
  • - 事業内容: 総合広告代理店
  • - 会社HP: 中央宣興インドネシア

シービンの設置は、海洋環境への貢献を目指す重要な取り組みの一環です。今後、多くの地域でこの動きが広がることが期待されます。

会社情報

会社名
PT. Citra Surya Komunikasi
住所
東京都港区新橋5-13-5新橋MCVビル8階
電話番号

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