ベンチャーサポート税理士法人の挑戦
最近、ベンチャーサポート税理士法人は新しい形の働き方を模索し、初任給の大幅引き上げを発表しました。新卒者には月給35万円、中途採用者には40万円以上を支給する方針を示しています。この取り組みは、税理士法人の業界において新たな基準を設定する一歩となるでしょう。
給与引き上げの背景
ベンチャーサポート税理士法人(以下、VST)は、東京都渋谷区に本拠を置き、代表税理士の中村真一郎氏のもとで、より専門性の高いサービスを提供するために、人材に投資する決断をしました。この初任給の引き上げは、クライアントの満足度を向上させるための重要なステップです。
私たちの提供するサービスは会計や税務といった専門的な分野を超え、起業家の経営相談全般にわたる総合的なコンサルティングに携わっています。そのため、異業種からの新しい視点を持つ人材が必要とされています。VSTでは、会計業界の経験がない方でも、社会人経験があれば十分に検討対象になります。
採用条件の柔軟性
中途採用では、社会人経験1年以上、学歴や専門資格は問わないという非常に柔軟な採用条件を設けています。例えば、社会人経験が2年ある25歳の方が税理士資格を持っていなくても、月給は40万円以上となります。これによって、多様なバックグラウンドを持つ人材が集まることを期待しています。
現行の給与水準の改定
初任給引き上げの他にも、既存社員の給与水準も見直されています。直近の1年で、コンサルタント職の給与は前年比11.3%増と大幅に改善。その結果、2024年のコンサルタント職の平均年収は約751万円(平均年齢30.5歳)になる見込みです。このような人材投資の背景には、税理士法人としての社会的責任があるからです。私たちは、日本経済の成長を支援し、その発展に貢献する役割を果たしています。
人材育成への注力
VSTの人事方針は「出る杭を伸ばす」。学歴や資格に捉われず、実績や貢献度に基づいた評価を行い、社員がやりがいを持って働ける環境を整えています。年次や年齢に関係なく、多様なキャリアパスが用意されており、税務の専門家としてだけでなく、運営マネジメントや社内教育に携わることも可能です。これにより、社員が能力を最大限に発揮し、市場価値を向上できる環境が整っています。
働きやすい環境の実現
業界未経験者にもじっくりと学んで成長できるような教育体制を整え、長く働ける環境を提供することがVSTの使命です。専門性の高い環境での成長は、評価や報酬だけではなく、社会全体に価値を提供する一人前のビジネスパーソンへと導く最短の道となるでしょう。
総合士業グループとしての姿勢
ベンチャーサポート税理士法人は、多様な士業が連携し合う「プロフェッショナル・コンサルティング・グループ」の一員として、士業の社会的価値を高めるために努めています。すべてのサービスをワンストップで提供する体制の整備により、顧客のニーズに応えるための柔軟な対応が可能です。これからも、人材投資を続け、魅力的な労働環境を整えつつ、若者により良い働き方を提供していきます。