ニッコーの新たな挑戦:『KENDAMA』の魅力
日本の伝統文化と現代アートが交差する場所に、新たなアートピース『KENDAMA』が誕生しました。陶磁器メーカーであるニッコー株式会社が、気鋭のアーティスト三島良太氏とタッグを組み、3DCGアートをファインボーンチャイナで具現化したこの作品は、ただ見るだけのアートではなく、実際に使える体験型の作品です。
伝統的な「けん玉」をモチーフに
『KENDAMA』は、伝統的な玩具であるけん玉をデザインの基盤に据えました。その特徴は、けん玉としての機能を持ちつつ、高知県の伝統的お座敷遊び「ベク杯」としても使用できる点にあります。大皿・中皿・小皿がそれぞれ盃として機能し、実際に日本酒を注いで楽しむことができます。
アートと実用性の見事な融合
この作品は、ただのアートとしての美しさだけでなく、使用することで「遊び」の要素も堪能できるユニークな特性を持っています。熟練の職人が手がけるこの作品は、30%以上のボーンアッシュを含むNIKKO FINE BONE CHINA素材で作られており、その高い透明感と白さは見た人を魅了するものです。各絵柄ごとに初回生産は10体のみという希少性もポイントです。
三島良太氏の思想とアートの背景
三島氏は、日常的に目にするものを「割れてしまうことがある陶磁器」という質感に変換し、視覚的な緊張感や儚さを込めた作品を制作しています。彼の今回は「デジタルアートを物理的な陶磁器として再現したい」という強い思いが、ニッコーの技術と結びつき、実現しました。このInteractorなアートピースは、触れることで新たな感覚をもたらし、その背後にあるストーリーを感じることができます。
額に入らないアートの体験
『KENDAMA』には、職人が一つ一つ手作業で行う絵付けが施されており、複雑な曲面にも対応するために通常の5倍以上の工程を経ています。これにより、デジタルにはない物理的な「重み」や「質感」が生まれ、それがまた新たなアート体験を提供します。
古き良き伝統を現代に引き継ぐ
高知県に古くから伝わる「ベク杯」の遊び方、「付属のコマで止まった先の人が盃でお酒を飲む」というルールは、アートとしての『KENDAMA』に楽しさをもたらし、親しい友人や家族と一緒に酒宴を開くことで、日本の伝統文化をより一層楽しむことができます。
貴重なアイテムとしての価値
NIKKO SHOWROOM・STORE / LOST AND FOUND TOKYO STORE(東京都渋谷区)で入手可能であり、価格は各190,000円(税込)となっています。アーティストの三島氏とニッコーが心血を注いだこの作品は、持っているだけで誇りを感じる一品です。
まとめ
『KENDAMA』は単なるアートではなく、楽しみながら伝統と現代を感じさせてくれる贅沢なアイテムです。アートピースとしての美しさと、日本文化の楽しさの両立というニッコー株式会社の挑戦を、ぜひ現地で体感してください。