台湾市場に挑む!売れるネット広告社が新たな越境ECサービスを開始
売れるネット広告社グループは、日本企業の台湾進出を支援する新サービス、「台湾PIF(Product Information File)申請代行サービス」を正式にスタートしました。本サービスは、日本の化粧品や美容関連商品の輸出を促進するもので、特に台湾市場における越境ECにおいて非常に重要な役割を果たすものとなります。
台湾市場の魅力と挑戦
台湾は「日本品質」の信頼度が非常に高く、日本の消費者にとって魅力的な市場です。2023年には台湾のEC市場が約2.3兆円に達し、年平均成長率は8%を超えるなど、急成長を遂げています。しかし、2024年7月から施行されるPIF制度により、化粧品・美容関連商品の輸入には厳格な法令遵守が求められるため、多くの日本企業が厳しい競争に直面しています。この新しい規制は、製品の安全性データや書類の整備を厳格に求めており、台湾市場への参入障壁が高まる一方で、売れるネット広告社グループはその壁を突破しようと取り組んでいます。
台湾PIF申請代行サービスの内容
今回のサービスは、台湾の衛生福利部が要求するPIFの全工程をワンストップで支援するものです。具体的には、必要な安全性データの収集や書類の準備、翻訳に加え、台湾現地の安全担当者との連携を含む申請手続きを行います。このサービスを通じて、日本ブランドが安心して台湾市場に進出できる環境を整えたいと考えています。
さらに、売れるネット広告社グループの強みである「最強の売れるノウハウ®」を活かし、単なる法的支援にとどまらず、ブランド設計やプロモーションの面でも包括的な支援を提供します。他社には類を見ない独自の越境総合支援モデルを実現することを目指しています。
売れる越境EC社の強み
この事業の大きな優位性は、グループ全体の連携によって生まれるシナジーです。2,600回以上のA/Bテストを踏まえたデータに基づくマーケティング手法や広告運用、さらにはAIマーケティング、SaaS、ライブコマース、物流サポートが有機的に結びついています。売れる越境EC社は中核として、申請代行から実質的な販売、物流に至るまで、隅々までサポートする体制を整えているのです。
今回は、台湾市場におけるブランド戦略の第一歩を踏み出す重要なサービス開始だと考えています。これを足掛かりに、台湾市場でのライブコマースや現地販売、物流パートナーシップの構築など、段階的にビジネスの領域を拡大していく計画を進めています。
台湾の市場背景と成長ポテンシャル
台湾の消費者の約60%が「日本製コスメを月1回以上購入している」との調査結果があるように、特にスキンケアや美白、UVケア商品に対する需要は非常に高まっています。しかし、PIFの申請には専門知識や現地ネットワーク、行政手続きへの対応が求められ、多くの日本企業にとってそれは高いハードルとなっています。こうした状況を売れる越境EC社は新たなビジネスチャンスと捉え、今後も法規制対応と販売戦略の両立を目指していきます。
今後の展望
短期的には、台湾PIF制度対応を求める日本企業との契約を5社以上目指します。中長期的には、台湾向け越境EC支援事業を新たな収益源として育て上げ、台湾国内でのライブコマースや物流提携、越境マーケティング支援も統合した一体型のサービスを提供していきます。最終的には、「台湾成功モデル」を他の東南アジア諸国(シンガポール・マレーシア・タイなど)に拡大し、アジア全体でのマーケットリーダーへの道を探ります。
2026年7月期には、売れるネット広告社グループの連結業績にもプラスに寄与する見込みです。今後の展開にぜひご期待ください。売れる越境EC社が描く新たなグローバル戦略は、越境の壁を越え「売れる」を世界に広げる瞬間を目指しています。