議決権行使基準改定
2025-02-28 16:34:43

日興アセットマネジメントが国内株式議決権行使基準を改定、企業の持続可能性を重視

日興アセットマネジメント、議決権行使基準を改訂



日興アセットマネジメント株式会社は、国内投資先企業の株式に対する議決権行使基準を改定したことを発表しました。これは、企業のガバナンスや持続可能性を強化し、株主に対する責任を果たすための重要な一歩です。

改定の背景


この改定は、企業の経営状態や株主還元、環境への配慮など、多くの要素を考慮した結果です。特に、株主還元に関連する基準を厳格化し、企業のROE(自己資本利益率)やサステナビリティに関する基準を新たに設けることで、より良い経営判断を促す狙いがあります。

新しい基準のポイント


1. 株主還元: 過去の基準に比べて、ROE水準の引き上げが求められるようになりました。具体的には、総還元性向が30%未満の場合やキャッシュリッチ企業の基準も厳格化されています。
2. 取締役選任: サステナビリティに対する取り組みが不十分な場合、経営トップに反対する可能性があります。また、女性取締役に関する要件も強化され、女性の登用を促進する方針が示されています。
3. 買収防衛策: 有事導入型の買収防衛策に対する対応が明確化され、経営者の保身に使われることを避けるための指針が設けられました。

今後の展望


この改定は、2025年4月以降に適用される予定であり、特定の基準に関しては2026年4月以降からの適用となります。日興アセットは、引き続き投資先企業との対話を重視し、企業の取り組みや考え方をしっかりと理解していく方針です。

日興アセットマネジメントについて


日興アセットマネジメントは、国内外での広範なサービス提供を行い、特に資産運用においてほぼ60年の歴史を持つ企業です。グローバルな視点を活かしながら、様々な資産クラスにおいて革新的な運用戦略を展開しています。

株主還元やサステナビリティの強化は、これからの企業経営において欠かせない要素となっているため、日興アセットの新しい基準は今後の市場にも大きな影響を与えることでしょう。これにより、企業はより持続可能で透明性のある経営に向けて進化していくことが期待されます。

詳細は、日興アセットマネジメントの公式ウェブサイトをご覧ください。これからも日興アセットは資産運用のフィデューシャリーとして、投資家の皆様に対して透明性のある運用を進めてまいります。


画像1

画像2

会社情報

会社名
日興アセットマネジメント株式会社
住所
東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー42階
電話番号

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。